巨人・宮本和知コーチ「ズムサタ」涙の卒業…「おととい、おじいちゃんになりました。来年は日本一を報告しに来ます」

　２０１８年最後の放送となった日本テレビ系朝の情報番組「ズームイン！！サタデー」（ズムサタ、土曜・前５時半）に、巨人の投手総合コーチに就任し同番組を卒業することになった宮本和知氏（５４）が最後の出演を果たし、「来年はこの時期に日本一の報告ができたら」とあいさつした。

　前身の「ズームイン！！朝」「ズームイン！！ＳＵＰＥＲ」などから合計１０８６回、２１年間出演してきた宮本氏は、「まず、さみしいです」と口を開き、涙を流しながら歴代の出演者の名前を列挙し感謝した。

　◆宮本氏あいさつ全文

　私ごとですが、おとといおじいちゃんになりました。長女が９歳の時に番組が始まって、いま３０歳。本来なら１０日後に生まれるはずが、最後のズムサタを見に来たのかなと思っています。

　ズームインというのは徳光（和夫）さんから始まって、福留（功男）さん。ズムサタは福澤（朗）さん、羽鳥（慎一）、矢島（学）、そして藤井貴（彦）。藤井貴の時に高橋（雄一）くんもいたよね。その後、上重（聡）。上重の時には桝（太一）くんがいてくれたよね。桝くんも大きく羽ばたいてくれました。そして今、辻岡義堂とやらさせていただいております。

　その影には女性ＭＣとして山岡（三子）さんと望月理恵さん。もう１３年ですか。ありがとうございました。もっちー（望月）がいるおかげで、好き勝手に自由奔放にやらさせていただきました。

　本当に土曜日の朝というのはどにかく元気に皆さんを外へ送り出したいという思いでやって参りました。

　ジャイアンツに、ユニホームを着て戻ります。来年はこの時期に日本一の報告ができたらなと思っています。感謝しかありません。苦しかったです。

　でもみんながこうやって最後来てくれて。女性スタッフなんか寝なきゃダメダよ。徹夜ダメ。特に女性スタッフの体には気を付けてもらいたいと思っていました。

　今後もズムサタは続くと思います。このズムサタ、ジャイアンツは僕は永久だと思っています。長い間お世話になりました。ありがとうございました。

　５年くらい前から『もうそろそろかな』と思っていました。でも、各球場に行くたびに『ズムサタ見てるよ』『野球分からないけどジャイアンツ応援に来ちゃった』とか（声を掛けて）くれてズムサタのおかげでジャイアンツファンも増えたと思います。関西に行けば、『毎週見てるで』『阪神ファンやけど、見てるで』っていう声が私の背中を押してくれました。それが１年１年また頑張ろうという気持ちになりました。

　今回縁があってズムサタを去りますけど、みんなも元気で頑張ってください。あとは任せたよ。日本全国、これからも日本の朝は『ズームイン！』