【巨人】阿部キャノン、盗塁阻止へ秘策明かす

スポーツ報知
守備練習で軽快なジャンピングスローを披露する阿部

 【グアム14日=尾形圭亮】巨人の阿部慎之助捕手(39)が、盗塁阻止に向けた秘策の一部を明かした。「昔みたいにはいかないから、そこはフットワークとかテクニックでカバーしないといけない」。ミットを構える際、通常なら右手は尻の後ろだが、勝負所の走者一塁では、ミットの裏に右手を添え、左足もわずかに前に出して半身の体勢を取ることで、送球モーションのロスを減らすという。

 昨季のソフトバンク・甲斐は盗塁阻止率4割4分7厘で、阿部も06年には同4割4分3厘を叩き出すなど強肩自慢だった。もちろん、できる限り肩力を当時の状態に近づけるべくトレーニングをしているが、今年3月で40歳を迎えることを考えれば、完全復活は簡単ではない。「1つでも多く刺せるように。盗塁を刺せば試合の流れが変わることだってある」。阿部キャノンには、長年の経験と知恵がある。

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