【巨人】原監督、引退の稀勢の里ねぎらう「厳しい世界だな」

スポーツ報知
コーチ会議を終えジャイアンツ球場を後にする原監督(カメラ・泉 貫太)

 巨人・原辰徳監督(60)が16日、横綱・稀勢の里の引退を受けて、労をねぎらった。初場所2日目の14日に両国国技館を訪れて観戦した際に「日本の横綱という部分では頑張ってほしいよね」などとエールを送っていた指揮官。ジャイアンツ球場で取材に応じ、引退を残念がった。

 ◆原監督に聞く

 ―横綱・稀勢の里が引退を発表した。

 「引退しちゃったね。応援は届かなかったな。しかし、燃え尽きたんでしょう。ご苦労さまでした」

 ―トップを走る者のつらさもあったのでは。

 「いやいや、僕は横綱になったことがないから」

 ―野球で言えば、4番としての働きができないと去るしかない。それと同じ?

 「そこはもう、相撲の世界の厳しさでしょうね」

 ―先日、大相撲を生観戦したが、間近で見ると迫力など違った? 

 「やっぱり相撲というのは、心技体、この3つがよく(表現として)使われるでしょ。まさにそう思うね。本当に短い、土俵に上がって仕切りをしながら立ち合いのすごさなんていうのは、全てがそろわないと。24時間のうちのあの一瞬に集中させて、勝負を決めなければいけない。やっぱり厳しい世界だな」

 ―横綱はダメだと引退するしかない。

 「そのへんはしきたりだから。我々がどうこう言えることではない。何百年も続いているのだからね」

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