日本プロゴルフ殿堂に金井清一氏、吉川なよ子氏ら3人

スポーツ報知
日本プロゴルフ殿堂の顕彰者3人を発表した(左から)倉本昌弘副理事長、松井功理事長、小林浩美副理事長

 日本プロゴルフ殿堂は29日、都内で新たに殿堂入りする顕彰者3人を発表した。主に男子ツアー制施行前の1972年以前に活躍し、功績を残した男女選手の「レジェンド部門」では切れ味鋭いショットで「玄海の荒法師」の異名を持ち、1971年日本オープン、79、80年日本プロシニアなど通算23勝で、尾崎将司の初代師匠でもある故・藤井義将氏(享年85)が選ばれた。

 1973年意向に活躍し、功績を残した男女選手の「プレーヤー部門」では、シニアツアー通算17勝で同最多5度の賞金王・金井清一氏(77)、女子ツアー29勝で88年賞金女王の吉川なよ子氏(68)の2人が選ばれた。

 金井氏は日本ゴルフ殿堂を通じて「うれしいニュースを伺った時、一瞬、なにかの間違えではないかと思いました。いまだに信じられない気持ちです」などとのコメントを寄せた。

 また、吉川氏も同様に「年輪を重ね、思い出すのはかつての競技です。(日本)女子オープンにプレーオフで勝ったこともありますが、この機に及んでうれしいのはレジェンドの競技が5試合あること。歳を忘れ、いつまでも元気にクラブを振りたいものです。さあ、若返って、今日も愛するゴルフのために頑張ります」などとコメントした。

 会見に出席した日本プロゴルフ殿堂副理事長の倉本昌弘氏(62)は「3人とも、僕がプロになった後に一緒にプレーしたことがある方々で感慨深いです」。同副理事長の小林浩美氏(55)は「吉川さんに昔、パッティンググリーンでゴルフについての相談をしたら、『浩美ちゃん、練習はご飯を食べることと同じこと。だから毎日しないといけないのよ』と教えて頂いたことが印象に残っています」と秘話を明かした。

 また、将来的なアマチュアゴルファーの殿堂入りの可能性について、日本プロゴルフ殿堂の松井功理事長(76)は「アメリカのゴルフ殿堂のように、いずれは一緒に持っていけたらというのが僕の考えです。(アマチュアゴルフを統括する)日本ゴルフ協会とも一緒にやっていこうという意見で我々、殿堂側は一致しています」と話した。

 3人の顕彰式典は、3月23日午後2時30分にジャパンゴルフフェア会場のパシフィコ横浜で行われる。

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