松山、左手首痛めた…5差29位も「できればやめたい」本音も

スポーツ報知

◆米男子プロゴルフツアー フェニックス・オープン第1日(1日、米アリゾナ州TPCスコッツデール)

 大会3連覇を狙う松山英樹(25)=LEXUS=は5バーディー、3ボギーの69、2アンダーで首位と5打差の29位につけた。堅実なプレーを見せる一方で左手首に痛みを訴えており、期待と不安の両方を持つ。64をマークしたビル・ハース(米国)が首位で、1打差の2位にリッキー・ファウラー(米国)ら5人が追う。先週のファーマーズ・インシュアランス・オープンで1年ぶりにツアー復帰し、23位だったタイガー・ウッズ(米国)は出場していない。

 メジャー7勝のアーノルド・パーマー以来の大会史上2人目の3連覇に向けて、期待と不安の両面が漂うスタートを切った。10番スタートの松山は13番パー5で残り279ヤードの第2打を3ウッドでグリーン手前ラフまで運ぶと、アプローチをピタリ50センチに寄せてバーディーを先行させた。しかし、直後の14番パー4で異変が発覚。第1打を放った後、飯田光輝トレーナーに左手首にテーピングを施してもらい、その後も顔をゆがめる場面があった。

 これまで16度のラウンドで一度もオーバーパーとなったことがない得意コースを2アンダーで回った松山は「初日としては良かったと思う」と納得の表情。その一方で左手首の状態について「痛いですよ。できればやめたい」と正直に語る。「痛いのを我慢して打つしかない」とショットへの悪影響も否定しなかった。

 万全ではない状態にもかかわらず首位と5打差。V3を期待させる位置にいることは世界ランク5位の実力の証明でもある。第2日以降も、松山のスコアと体調が注目される。

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