山口すず夏がベトナムでのジュニアゴルフ大会で総合優勝の快挙

スポーツ報知
ニック・ファルド氏からトロフィーを受け取る山口すず夏

 世界のジュニアゴルファーの祭典、第12回ファルドシリーズ・アジアグランドファイナルが1日から3日間、ベトナムのラグーナ・ゴルフ・ランコ(パー71)で開催され、日本予選会を突破したヒルズゴルフ・トミーアカデミーの山口すず夏(共立女子第二高2年)が通算15アンダーで男女全カテゴリーで総合優勝を達成。女子の優勝は大会史上初の快挙となった。

 山口は最終日、8バーディー、2ボギーの65で回り「今年に入り、オーストラリア女子アマチュア優勝をはじめ、ずっと調子が良いです。今週もたくさんのバーディチャンスを作ることで、このスコアが出たと思います。このような試合を作ってくれたニック・ファルド氏に感謝します」と喜んだ。

 今大会主宰の海外メジャー6勝(マスターズ3勝、全英オープン3勝)のニック・ファルド(60、英国)は「初めての女子チャンピオンの誕生をとてもうれしく思う」と表彰式で祝福し「本当にパットが上手なので、私もぜひ教えてもらいたい」と会場の笑いを誘った。

 ◆ファルドシリーズアジアとは ファルド氏が、世界中の子供たちに海外での試合経験を提供しようと開催している。各国で予選会が行われ、世界中で30か国以上で予選が開催され、7000人以上の選手が参加している。同シリーズ・アジアグランドファイナルは、2006年に初開催。過去には、伊藤誠道(10、12年)、堀川未来夢(14年)、釜須雄基(15年)が男女合わせた総合優勝。女子部門では、荒井舞、畑岡奈紗も優勝している。

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