リオ五輪金メダリスト・朴仁妃、通算19アンダーで今季ツアー初勝利

スポーツ報知

◆米女子プロゴルフツアーファウンダーズ・カップ最終日 18日、アリゾナ州ワイルドファイアGC=6679ヤード、パー72)

 首位で出たリオデジャネイロ五輪金メダリストの朴仁妃(29)=韓国=が5バーディー、ボギーなしの67で回って通算19アンダーで今季ツアー初勝利。通算19勝目を挙げた。5打差の2位に54歳のローラ・デービース(英国)ら3人が並んだ。73だった上原彩子(34)=モスバーガー=は4アンダーの49位で終えた。

 実績と貫禄十分の2人が存在感を示した。朴仁妃は故障もあって昨夏から半年以上、米ツアーから遠ざかった。「また勝てるんだろうか」という不安を復帰2戦目で払しょくし「精神的にも肉体的にも必要な休みだった。すごくリフレッシュできた」とうなずいた。世界屈指のパットの名手は「あとはメジャー」と8度目のビッグタイトルに照準を定めた。

 第3ラウンドで63をマークした54歳の大ベテラン、デービース(英国)は4位から出て69と伸ばし2位。2001年以来の通算21勝目はならなかったが「初日にオーバーパーだったから、この結果はとてもうれしい」と喜んだ。

 上原のバーディーは前半に奪った2つのみ。フェアウェーを外したのは2ホール、パーオン率78%だったがスコアも順位も落とした。「3パットもあったし、残念。本当に入らなかった。パットが入らないとスコアには結びつかない」と嘆いた。グリーン上での33パットが響いた。「感覚的にはいいので変える必要はない。でも入る日と入らない日がある」とベテランはパットの難しさを語る。今季4戦目でここまで最高は42位。ショットも満足とはいかない様子で「もうちょっと気持ち良くプレーできるように修正したい」と反省していた。

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