石川遼、18番はだしで池の中から執念打 5差11位浮上

スポーツ報知
18番、池に入るためはだしになる石川遼(右)

◆男子プロゴルフツアーパナソニックオープン第2日(20日、大阪・茨木CC西C、7343ヤード、パー71)

 57位で出た石川遼選手会長(26)=カシオ=がアイアンショットが復調して6バーディー、1ボギーの66で回り、通算5アンダーの11位へ浮上した。最終18番では両足を池の中でアドレスして執念のアプローチでパーセーブ。同じ所属事務所の後輩で、単独首位の星野陸也(21)=フリー=との差を5打に縮め「最終日最終組」での優勝争いを誓った。

 最終18番。石川の残り240ヤードから2アイアンでの第2打は、グリーン左手前の池の縁へ。ズボンの裾を両膝までめくり上げて池の中へ。残り50ヤードからウェッジを短く持って打って10メートルへ。2パットでパーを拾い、大喝采を浴びた。執念のパーセーブで首位と5打差に「明日も非常に楽しみ」とうなずいた。

 アイアンがさえた。3番はバックスピンをかけてピン左2メートルへ。4番は左バンカーからピン下1メートルへつけて連続バーディーで乗った。パーオン率は前日の55・56%(83位)から「フェースの向き」を修正し、83・33%の3位まで復調した。

 首位の星野は、ジュニア時代から親交のある後輩だ。「追うのは新鮮な感じ。最終日最終組で一緒に回りたい」。ホールアウト後2人でインタビューを受け「僕よりも陸也のプレーを見てほしい。ドライバーはかなわない。ここでは褒め殺す作戦です」と観客を笑わせた。ツアー史上7人目の選手会長Vを視界にとらえた。(榎本 友一)

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