片山晋呉「ゴルフが若い」トリプルボギー取り戻し3差3位

スポーツ報知
17番、片山晋呉はサングラスを外しラインを読む

◆男子プロゴルフツアー パナソニックオープン第3日(21日、大阪・茨木CC西C=7343ヤード、パー71)

 ツアー通算31勝の片山晋呉(45)=イーグルポイントGC=が1イーグル、4バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの70で回り、首位と3打差の通算9アンダーに踏みとどまった。5打差11位で出た石川遼(26)=カシオ=は76と崩れ、59位へと後退。韓国の金亨成(37)=福住運輸倉庫=が12アンダーで、通算5勝目に王手を掛けた。

 夏日の暑さ以上に、45歳がナイスカムバック劇でギャラリーを熱くした。片山は11番で、第1打の右OBからトリプルボギー。通算4アンダーまで転落した。だが、12番で2メートルのバーディーパットを決めると、13番は6メートルを沈めてイーグルで右拳を突き上げた。14番は8メートルをねじ込んで伸ばして、大歓声を浴びた。

 「いやぁ~、ゴルフが若いですね。ゴルフ人生の中でもトリプル打った後に、ここまで伸ばせたのは記憶にないですね」と賞金王5度の百戦錬磨の永久シード選手はおどけた。

 2週連続58度目の最終日最終組だ。外国勢が上位にひしめく国際大会だが「この場に居られるだけで幸せ」と、リオ五輪代表に気負いはない。前週、親交の深い小平智(28)が日本人5人目の米ツアー優勝。「非常に喜ばしい、ハッピーなニュース」と大いに刺激を受けた。自身初の大阪開催大会制覇を目指す。(榎本 友一)

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