史上2組目の双子姉妹同組ラウンド…姉・岩井明愛は予選落ち、妹・千怜は決勝Rへ

スポーツ報知
予選を通過した双子の妹・岩井千怜(左)は姉・明愛と肩を組んでピースサイン(カメラ・生澤 英里香)

◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス第2日(2日、新潟・ヨネックスCC=6422ヤード、パー72)

 双子姉妹で史上2組目(4例目)の同組ラウンドが実現した。ともに15歳のアマチュアで埼玉栄高1年の妹・岩井千怜(ちさと)は72の通算3オーバー46位で決勝ラウンドに進出し、姉・明愛(あきえ)は74の5オーバー67位で予選落ち。顔も声も似ている2人だが、結果は明暗が分かれた。通算17勝の大山志保(41)=大和ハウス工業=が6アンダーで首位。

 同組の金井智子をはさみ、高校1年の双子・岩井姉妹が和気あいあいの雰囲気で回った。「まさか同じ組で回れるとは思っていなかった」と妹・千怜。ジュニアの大会では2度あるが、初めて同時出場したツアーで初日のスコアが並んで同組ラウンドが実現した。

 ツアー初出場で、弟の光太さん(13)をキャディーに起用した妹は46位で予選通過し「すごく楽しかった」。一方、同2戦目で父・雄士さん(45)とコンビを組んだ姉・明愛は予選落ち。「明日は応援する」と気持ちを切り替えた。

 顔も声も似ていて「よく間違えられる」という。ともに8歳でゴルフを始め、プロを目指す。妹は「2人でいるから注目してもらえる。ライバルであり味方」と、姉の分まで最終日の追い上げを誓った。

 ◆双子のプロゴルファー 日本女子プロゴルフ協会によると、プロ野球ソフトバンクコーチの久保康生氏の娘・啓子(2008年入会)&宣子(のりこ、10年入会)、池内絵梨藻&真梨藻(ともに10年入会)、本山恵子&裕子(ともに1991年入会)の3組。同組ラウンドは久保姉妹が10、13、14年に各1回ずつある。

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