19歳「黄金世代」小滝水音、デビュー戦で2差2位…藍超え最速Vへ浮上

2018年6月9日6時0分  スポーツ報知
  • 18番、キャディーを務める父・賢太郎さんとグリーン上でパッティングラインを読む小滝
  • ホールアウト後、笑顔でインタビューに答える小滝

 ◆女子プロゴルフツアー宮里藍サントリーレディス 第2日(8日、兵庫・六甲国際CC=6525ヤード、パー72)

 3打差8位で出た昨年のプロテスト合格の“黄金世代”小滝水音(みお、19)=静ヒルズCC=が2位に浮上した。6バーディー、ボギーなしの66で回り、通算11アンダーで単独首位の森田遥(21)=フリー=と2打差。プロとしてのツアーデビュー戦優勝ならば1988年のツアー制施行後、日本人初となり、主催者推薦選考会(マンデー予選会)突破からの優勝ならばツアー史上初の快挙となる。

 カコン! 断続的に降る雨の中、小滝はスタンスの広い独特の構えのパットでギャラリーを驚かせ続けた。3番は4メートル、4番で5メートル、6番は3メートル、8番で5メートルを決めるとツアーで初めて首位に立った。2日連続24パットと、「得意」のパターでバーディーを量産。ホールアウト時は単独首位で、初めて記者会見場に呼ばれると、「信じられないです。ジュニアの頃から雨女で雨の試合は得意なんです。名前が一番上にあるうちに、記念に写真を撮りたいです」と初々しく笑った。

 レギュラーツアーデビューから2日間、ボギーなしの快進撃。支えるのが父・賢太郎さん(43)。約1年ぶりに「有給休暇を取って急きょ」キャディーを務めている。2日連続60台は自身初で、「できすぎです」と、親子は笑顔で声をそろえた。

 プロデビュー戦での初優勝なら、今大会のアンバサダーを務める、日米通算24勝の宮里藍さん(32)らの4戦目を塗り替える日本人最速Vとなる。「私が小さい時は、女子プロゴルフと言えば宮里藍さんでした。すごく華やかで、すごい選手だなと尊敬していました」と憧れを抱く。

 59人が参加した4日のマンデー予選会を突破した8人のうち最後の1枠に滑り込んでのツアー初出場だ。アマチュア時代には2015、16年の日本女子オープンに出場も予選落ち。今回が初の予選突破となった。アマでツアー優勝を飾った勝みなみ、畑岡奈紗と同学年。「明日からも自分のゴルフをした結果、優勝できたら」と、小滝に気負いはない。“黄金世代の雨女”が、パットを武器に歴史的快挙に挑む。(榎本 友一)

 ◆小滝 水音(こたき・みお)1998年7月7日、茨城・ひたちなか市生まれ。19歳。父の影響で7歳からゴルフを始め2011、13年報知ジュニア優勝。中学3年時には陸上の砲丸投げでひたちなか市大会8位。男子ツアー48勝の中嶋常幸主宰の「トミーアカデミー」1期生。明秀学園日立高では16年の国体団体優勝。趣味はピアノと神社巡り。167センチ、65キロ。家族は両親と弟。血液型O。

 ◆主催者推薦選考会 各大会の出場権を懸けて行われるワンデー・トーナメント。月曜日に行われることが多く、通称「マンデー・トーナメント」。国内女子では「マンデー」突破者からの本大会優勝者はゼロ。国内男子では1979年のフジサンケイクラシックで佐藤昌一、同年の日本国土計画サマーズの三上法夫、85年の三菱ギャラントーナメントでジョーンズ、2004年ABCチャンピオンシップで井上信、10年の長嶋茂雄招待セガサミーカップの小山内護の5人が、本大会優勝を成し遂げている。

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