国別対抗世界選手権、トヨタジュニアW杯で日本女子が3年ぶり2度目の優勝

スポーツ報知
団体優勝を飾った日本女子チーム(左から)角谷真吾コーチ、古江彩佳、西村優菜、安田祐香、橋田源太郎監督(大会提供)

◆報知新聞社後援 2018トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL 最終日(15日、愛知・中京GC石野C=男子6843ヤード・パー71、女子6130ヤード・パー72)

 第26回ジュニアゴルフ国別対抗世界選手権は、9か国で争った女子は日本が3年ぶり2度目の優勝を飾り、15か国が出場した男子は首位と12打差の4位に沈んだ。

 日本3人娘が悲願の頂点に立った。2位・韓国に6打差をつけて迎えた最終日は「全員が60台」を目標に掲げて挑んだ。序盤から安田祐香(17)=滝川二高3年=が、バーディーを連発するなどエンジン全開。古江彩佳(18)=滝川二高3年=と西村優菜(17)=大商大高3年=も続き、最終18番パー4では3人そろってバーディーと最高の形で締めた。スコアも67、69、69と全員60台を達成し、3年ぶりの栄冠をつかんだ。

 第2日には韓国に首位を明け渡したが、終わってみれば10打差をつけての圧勝。日本アマランキングの上位3人が意地とプライドを見せた。最終日は8バーディー、3ボギーの67、通算10アンダーで個人優勝にも輝いた安田は「うれしい。先週に比べたらショットが良くなかったけど、最終日は得意なショットがしっかり寄ってくれて、バーディーを取れて良かった」とうなずいた。日本女子のチームワークについても「あとの2人とは昔から仲が良いので、楽にできたのもある。2人は崩れることがあまりないので、落ち着いてプレーできました」と笑みを見せた。

 西村は左手親指の疲労骨折を抱えながら、最終日は4バーディー、1ボギーの69と安定感を見せた。昨年団体2位に終わった悔しさを晴らし「リベンジができて良かった。団体でこのチームで勝てたのがうれしい。個人としても去年より全然良くなっているので、成長を感じられた試合でした」と振り返った。個人では3位だった。

 古江はコースと相性があまり良くないといい、最後まで苦しみながらプレーした。それでも最終日は69で通算6アンダー。個人でも4位で最終日を終えたが「ショットが良かったわりにスコアに出ていないのが悔しい。コースも分かっていても合わないというか…」と悩ましい表情を浮かべた。3人がライバルとして激突する19日開幕の日本女子アマ(嵐山CC)に向け「この悔しさを生かして、全国で取ったことのないタイトルを取りたい」とリベンジを誓った。

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