「生涯グランドスラム」目指すミケルソン、全米OPでまさかの“珍プレー”

スポーツ報知

◆米男子プロゴルフツアーメジャー第2戦 全米オープン第3日(16日、米ニューヨーク州シネコックヒルズGC=7440ヤード、パー70)

 史上6人目のメジャー4大会を全て制する「生涯グランドスラム」を目指したフィル・ミケルソン(米国)が、自身の48歳の誕生日にまさかの“珍プレー”を見せた。

 13番のグリーン上で放った約3メートルのパットはカップをオーバーして傾斜を下っていく。すると、ミケルソンは小走りにボールを追いかけ、まだ動いているボールをカップに打ち返したのだ。この結果、2罰打が課され、結局このホールを「10」とした。傾斜を下って、さらなるトラブルになることを未然に防ぐものだったと見られる。

 ラウンド後はテレビインタビューに答え、「2罰打は知っていた。早くこのホールを上がりたかった」と故意であることを認めるコメントをした。インタビュアーから「全米オープンに対し、尊敬を欠く行為では?」と厳しい質問を受けると「そう捉えられてしまったのなら、謝りたい」と“釈明”した。

 メジャー5勝のレフティーは、今回と同じ会場で行われた2004年大会を含め、2位が6度と涙をのんできた。この日は81で、通算17オーバー(現在64位)。13番のプレー映像は大会公式サイトにもアップされており、世界的に物議を醸しそうだ。

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