秋田でお宝発見の旅!鹿角市・尾去沢鉱山で砂金採り、小坂町・康楽館で著名人サイン探索

2017年1月10日11時0分  スポーツ報知
  • 史跡 尾去沢鉱山の坑道。観光用に1・7キロが整備されている
  • 明治の芝居小屋・康楽館。外観は洋風でモダン

 秋田県北部の鹿角(かづの)市と小坂町を訪ね、童心に帰ってきた。多くの金や銅を産出して役目を終えた「史跡 尾去沢(おさりざわ)鉱山」を“探検”し、芝居小屋の「康楽館」では施されたさまざまな仕掛けや有名人のサインに興奮。名物のきりたんぽを堪能し、冬の十和田湖も散策した。(武山 雅一)

 子供の頃の冒険心がよみがえる。標高450メートルの五十枚山に掘られた尾去沢鉱山の狭く薄暗い坑道。時には頭をかがめて進んでいくと、キラキラ輝く岩肌を見つけた。「これは黄銅鉱です」。同鉱山営業部門の米田(まいた)将好係長は、こう説明してくれた。

 同鉱山は西暦708年、「山芋に金が付いていて鉱脈が見つかった」(米田係長)とされる。以後、産出した金は奥州藤原氏の栄華を支え、中尊寺金色堂や奈良の大仏に使われてきた。近代は銅山として産業発展に寄与。坑道の総延長は800キロで秋田県から富士山の距離に相当する。1978年に閉山し、82年に1・7キロを整備して観光坑道として生まれ変わった。

 鉱脈のある場所は上へ向かって約30メートルも掘られている。900万年前の断層も見られ、頭上に深い“谷”が連なる様子は迫力満点。こうした坑道が数層あるが、地盤は硬く、東日本大震災の際は来場者が地震に気づかなかったという。マネキン人形で採掘作業を再現したコーナーや神社、トロッコのレール跡もあり、当時の苦労がしのばれる。

 砂金採り体験もできる。水をたたえた流し台に沈む土を黒い皿でふるうと、うまくいけば砂粒くらいの大きさの光るものが見つかる。大金持ちになるには気の遠い作業が必要だが、土産用の小瓶に入れて持ち帰ることができる。

 ◇史跡 尾去沢鉱山 坑道観覧料は大人1000円、シニア・中高生800円、小学生600円。砂金採り体験は30分800円(中学生以下600円)。TEL0186・22・0123。

 鹿角市まで来たら、小坂町の康楽館に足を延ばすべきだ。1910(明治43)年開業の2階建ての芝居小屋は今も大衆演劇や歌舞伎の公演を行うが、館内見学だけでも十分満足できる。

 外観は洋風で中は和風。柱や手すりにレトロ感が漂い、天井にはチューリップ形の電灯が輝く。高橋竹見館長は「ろうそくの時代に斬新と、わざわざ電灯を見に来た方もいたそうです」と説明する。ロープと滑車で役者を花道にせり上げる「切穴(すっぽん)」や、4人がかりで押し回す直径9.73メートルの「回り舞台」などの舞台装置の裏側を見られるほか、楽屋では5代目・坂東玉三郎や6代目・三遊亭円楽らの壁に書かれた有名人のサインを見つけることも楽しい。

 ◇康楽館 観覧料は施設見学のみで大人600円、小中学生330円。常打芝居込みは大人2100円、小中学生1050円。TEL0186・29・3732。

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