【千春ちゃんのコレッ!!】保温ポットで自家製甘酒

2017年12月8日15時0分  スポーツ報知

 「千春ちゃんの今週はコレッ!!」は、千春ちゃん(井上千春記者)が、美容、ダイエット、料理など女性向けの暮らしに役立つ実用情報を、毎週金曜発売のスポーツ報知(東京本社版、大阪本社版)の紙面で解説する、かわいいレイアウトが魅力の人気コーナー。2010年1月からスタート。ウェブで抜粋してお届けします。記者ブログ(http://weblog.hochi.co.jp/chiharu/)も見てね♪

 今年を振り返って、みなさんが注目した食品はなんですか? マイブームとして挙げるなら甘酒です。昨年から、女性を中心に“飲む美容液”や“飲む点滴”などと言われて人気でしたが、今年はたくさんの甘酒商品をよく見かけ、さらにブームの本格化を感じました。夏バテ予防に飲んだという人もいるかもしれません。もともとは古くから日本で親しまれた発酵食品。せっかくですから、家で作ってみたい。でもヨーグルトメーカーのような専用の発酵容器がないと難しいのかしら?

 今週は、東京・目黒区で料理教室を主宰する料理家の市川千佐子さんに、保温ポットで手軽に作る自家製甘酒と活用レシピを教えていただきました。ちなみに甘酒は大きく2種類に分けられ、酒粕(かす)に砂糖を加えて煮たものと、米こうじに炊いた米を混ぜて発酵させたものがあるそうです。今回紹介するのは後者。市川さんは「こうじで作る甘酒の甘みは、酵素の働きで米のでんぷんがブドウ糖に変わった自然の甘さです。家庭で作るときに心がけたいポイントは温度。火にかける時は70度を超えないようにすると、酵素がいかされたまま保存できますよ」と説明します。

 せっかく家で作るので、酵素を残したいですよね。調理用温度計は、売っている100円ショップもあるようなので、1つあると便利。アルコール0%、砂糖不使用のこうじパワーをいただきます。豆乳に混ぜて飲んだり、スムージーや青汁などに加えたりしてもおいしい。そして調味料としても万能。自家製の甘酒で作る料理は絶品です。ひと皿に盛れば、おしゃれな「甘酒おもてなしワンプレート」に。クリスマスや年末年始に向けて、ぜひマスターしたいですね。(井上 千春)

 保温ポットで作る甘酒

 【材料と用具】(約680グラム、作りやすい分量)
 米こうじ・ご飯各200グラム、水300cc、保温ポット(1リットル以上のもの)、調理用温度計

 【作り方】
 〈1〉保温ポットは熱湯を入れて温めておく。鍋に水を入れ、火にかけ70度まで温める
 〈2〉ご飯を加えて、スプーンなどでほぐす。再び70度まで温め、火を止める
 〈3〉米こうじを加える。生こうじで固まっている場合はほぐしながら入れる。65度にする
 〈4〉保温ポットの湯を捨てて〈3〉を入れてふたをして、そのまま8時間ほど置く
 〈5〉味見をして、やわらかさや甘さが足りなければ、再度鍋に移して、65度まで温め、保温ポットに移してふたをする。2時間ほど置く
 〈6〉ふた付きの保存容器に移して、冷めてから冷蔵庫に入れる。保存は冷蔵庫で1週間、冷凍庫で3か月
 市川さん「ご飯は、おかゆでなく、通常に炊いたもので問題ないです。生こうじがおすすめですが、乾燥こうじでもできます。ご飯の硬さやこうじの種類により、若干甘さやとろみは変わってきます。飲むときには、4~5倍の湯で薄めてください。こうじは温度が低すぎると甘くなりにくく、高すぎると酵素が失活します。60度前後がベスト。ポットは温度が下がっていくので、はじめは65度を目安に。事前にポットは必ず温めておいてください」

  • こうじと米をポットに

    こうじと米をポットに

 甘酒のキャロットラペ

 【材料】(4人分)
 ニンジン1本、a(甘酒大さじ3、なたね油大さじ2、酢大さじ1、塩小さじ1)

 【作り方】
 〈1〉ニンジンはスライサーなどで千切りにする
 〈2〉ボウルにaを入れてドレッシングを作る。泡立て器で滑らかになるまで混ぜる
 〈3〉〈1〉に味を加減しながら加えてあえる
 市川さん「甘酒ドレッシングは、フレンチドレッシングのような味わいです。作り置きも可能で、清潔な瓶に保存すれば、1週間ほど冷蔵庫でもちます。ニンジンだけじゃなく、レタスやトマトなどのサラダにかけてもおいしいです」

  • おもてなしワンプレート、甘酒のキャロットラペ(左上)、甘酒のヨーグルトムース(右上)、甘酒の焼き豚

    おもてなしワンプレート、甘酒のキャロットラペ(左上)、甘酒のヨーグルトムース(右上)、甘酒の焼き豚

 甘酒の焼き豚

 【材料】(4人分)
 豚肩ロースかたまり肉400グラム、a(甘酒60cc、しょうゆ30cc、ニンニク・ショウガのすりおろし各1/2かけ分)

【作り方】
 〈1〉aをポリ袋に入れて混ぜ合わせてつけ汁を作る。豚肉を入れ、もみ込む。空気を抜きながら、ポリ袋の口を閉じる。冷蔵庫で一晩寝かせる
 〈2〉冷蔵庫から出して常温に戻す。天板にオーブンシートを敷き、汁気を切った豚肉をのせる。200度のオーブンで20分ほど焼き、ポリ袋に残ったaのつけ汁(適量)を全体に塗って裏返す。再び20分ほど焼く。焦げてきたらアルミホイルをかぶせる
 〈3〉豚肉に竹串を刺し、透明な汁が出てきたら焼き上がり。アルミホイルで包み、少し冷めるまで置く。薄く切り盛りつける
 〈4〉残ったaのつけ汁を小鍋に入れて火を通し、つけだれとして添える
 市川さん「甘酒の酵素の力で、お肉がやわらかくなってうま味がアップします。しっとりと風味が良く、仕上がります」

 甘酒のヨーグルトムース

 【材料】(4人分)
 甘酒1カップ、プレーンヨーグルト1/2カップ、粉ゼラチン5グラム、湯50cc、イチゴ・甘酒各適量

 【作り方】
 〈1〉甘酒とヨーグルトはブレンダーなどでかくはんして滑らかにする。鍋に入れ、ぬるま湯程度に温める
 〈2〉80度くらいの湯に粉ゼラチンを振り入れ、混ぜて溶かす。〈1〉に加え、よく混ぜる。器に流し入れてラップをかけ冷蔵庫で固まるまで2時間以上冷やす
 〈3〉好みで切ったイチゴと甘酒を混ぜてのせる
 市川さん「材料もシンプル。酵素も栄養もたっぷりで、ぷるぷるとろ~り食感がとてもおいしいです。イチゴをトッピングすると華やかなデザートに」

 ◆市川 千佐子(いちかわ・ちさこ) 料理家。1994年からフードコーディネーターとしてテレビの料理番組を中心に活動。自身の出産や子育ての経験から、心と体の健康と食に注目し、今年から「市川千佐子クッキングサロン」を主宰。育児や献立に悩むママ層から、シンプルな調理法でおいしい料理を学べる教室と話題に。酵素シロップやグルテンフリーなど多彩なレッスン内容も人気。個々の思いや目的に沿ったセッション付きの個人料理レッスンもある。詳細はブログ(https://ameblo.jp/831-ds/)で。

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