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藤田伸二氏、ホッカイドウ競馬で騎手復帰目指す

2017年3月15日6時0分  スポーツ報知
  • ホッカイドウ競馬での現役復帰プランを表明した藤田氏

 中央競馬の元騎手で、JRA通算1918勝を挙げた藤田伸二氏(45)が、生まれ故郷のホッカイドウ競馬での現役復帰を計画していることが14日、分かった。この日、自身のオフィシャルサイトで明かした。地元・北海道への恩返しなどを理由に挙げている。藤田氏は「あくまでプランのひとつ」と記しているが、15年9月に突然、引退したように、今度は再び騎手として「サプライズ復帰」があるかもしれない。

 突然の表明だった。藤田氏は14日夜に更新された自身のオフィシャルサイト内で今後について言及。「『ホッカイドウ競馬で騎手復帰を目指す』 このプランを考えていたことは事実」と、現役復帰を模索していたことを明かした。

 15年9月に突然の現役引退から1年半。過去3例しかないという、中央から地方の騎手への転身を考えるようになったのはファン、そして生まれ育った地元への恩返しだった。「生まれ育った北海道にも恩返しを、と常に考えとるんや。そのプランの一つとして、挙がっていたのが他でもない『地方競馬で復帰すること』」と記している。複数の関係者の話を総合すると、藤田氏は地方競馬全国協会(NAR)の関係者を通じ、復帰の意思があることを伝えているという。

 藤田氏は1991年にデビューし、96年日本ダービー(フサイチコンコルド)などG1を17勝。2度も特別模範騎手賞を受賞するなど、JRA通算1918勝をマークしたが、15年に突然、引退を表明した。現在は札幌市内で飲食店を営みながら、テレビ番組などに出演。「ぶっちゃけキャラ」として、人気を集めていた。

 ホッカイドウ競馬では9月にも道営の騎手免許試験を行い、身体検査などをクリアすれば、来年4月に門別競馬場でデビューできる。「筆記試験は不安やなあ」と漏らしながらも「俺がホッカイドウ競馬でクリーンな騎乗を続けた結果、現役の騎手たちに喝を入れることになればそれもまた良いと思う。(中略)もし騎手として復活できたあかつきには、みんな応援してくれたらよろしいやん!」で締めくくった。藤田氏の今後の動向から目を離せない。

 ◆藤田 伸二(ふじた・しんじ)1972年2月27日生まれ。北海道出身。45歳。91年に栗東・境直行厩舎所属でデビューした。96年の日本ダービーをフサイチコンコルドで制するなどG1・17勝、重賞93勝。JRA通算1918勝。好成績とフェアプレーの両面を兼ね備えた特別模範騎手賞に史上ただひとり2度(04、10年)受賞。15年の9月6日の札幌7Rでイキオイに騎乗(10着)後、JRAに騎手免許取り消し願いを提出。7日にJRAから現役引退が発表された。

 ◇ホッカイドウ競馬 以前は帯広、旭川などで開催されていたが、現在は門別競馬場で4月から11月までの約7か月間(今年は4月18日~11月9日)、ナイターで週中を中心に行われる。馬産地に近く、2歳馬のレベルが高いことでも知られる。03~09年にかけてコスモバルクがホッカイドウ競馬に在籍したまま、JRAに参戦して活躍した。

 ◆JRA→地方移籍 地方競馬全国協会(NAR)によると、中央から地方競馬への移籍は珍しい。65年に中央でデビューした松本弘騎手が12年目の76年に山形・上山競馬(現在は廃止)に移り、84年まで現役。73年に中央でデビューした吉岡薫騎手は77年から87年まで島根・益田競馬(現在は廃止)で騎乗した。他に桑島孝明騎手(移籍時期、競馬場など不明)がいる。

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