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【皐月賞・ファンディーナの夢】<上>69年ぶり牝馬Vへ全開!

2017年4月11日6時0分  スポーツ報知
  • 牡馬相手に3頭目の牝馬Vを狙うファンディーナ

 ◆第77回皐月賞・G1(16日・芝2000メートル、中山競馬場)

 牡馬クラシック第1弾の第77回皐月賞・G1(16日、中山)は、69年ぶりの牝馬Vを目指して紅一点のファンディーナが出走する。重賞初挑戦のフラワーCを5馬身差で圧倒した3戦無敗のディープインパクト産駒の挑戦を「ファンディーナの夢」と題し、3回にわたって連載する。

 大一番を前にしても冷静だった。追加登録料200万円を払って参戦するファンディーナに69年ぶりの牝馬Vへの機運が高まる中、高野調教師が穏やかな表情で切り出した。「(皐月賞は)オーナーからの要望がありましたから。今は競馬でちゃんと力を発揮できる状況に置かなければという使命感だけです。盛り上がっているのは感じますが、なるべく考えないようにしています」。厚い信頼があるからこその自然体だった。

 栗東に入厩したのは昨年9月。坂路で息を乱すことなく、楽々と好時計を出す走りに確かな手応えをつかんだ。1月の新馬戦で後続に9馬身差をつけると、重賞初挑戦のフラワーCはほぼ持ったままで5馬身差。規格外のスケールを感じさせた。「新馬は感じていた能力がスムーズに出ているなという感じでした。フラワーCは中山への輸送などいろいろと見たい面があったけど、問題はなかった。常に冷静な馬です」と満足そうに振り返る。

 15年のジャパンCでは当時4歳だったショウナンパンドラで牡馬相手に快勝した実績がある。しかし、古馬と3歳馬の挑戦は全く違うという。「競馬を点だけで見ると、牡馬より2キロ軽い以上、そんなに負けないと思う。ただ、牡馬の方が体力があるのは間違いない。出走への過程で、牝馬の方が能力を出し切れない割合が高い。特にこの時期は不確定要素が多すぎるんです」と分析する。

 ただ、忘れられない記憶もある。07年の日本ダービー。当時は助手で所属していた松田厩舎のフサイチホウオーが圧倒的な1番人気を集める中、ウオッカが3馬身差の圧勝を飾った。牝馬のダービー制覇は64年ぶり。「衝撃でした。今までの常識になかったこと。鮮明に覚えています」。厩舎のテレビに釘付けになった。

 あれから10年。今度は自らの手で新たな歴史を刻もうとしている。「次はこの馬の能力をフルに出さないといけない舞台だと思います。簡単ではない」と気を引き締める高野師。その視線の先に映る雄大な馬体にひかれ始めたのは、牧場で初めて見た生まれて間もない頃だった。(山本 武志)

 ◆ファンディーナ 父ディープインパクト、母ドリームオブジェニー(父ピヴォタル)。栗東・高野友和厩舎所属の牝3歳。北海道浦河町・谷川牧場の生産。通算戦績は3戦3勝。通算獲得賞金は5173万5000円。重賞勝利はフラワーC。馬主は(有)ターフ・スポート。馬名の由来は、良い夢を(タイ語)。母名より連想。

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