注目レース: 青葉賞・G2 天皇賞・春・G1

【フローラS】木幡育也騎手、新人一番乗りで重賞初挑戦!

2017年4月19日7時0分  スポーツ報知
  • 木幡育はフローラSで新人騎手で初めて重賞に挑戦する

 ◆第52回フローラS・G2(芝2000メートル、23日・東京競馬場)

 オークス(5月21日、東京)トライアルのフローラS(23日、東京、3着まで優先出走権)で、15日の福島7Rで初勝利を挙げた木幡育也騎手(18)=美浦・藤沢和厩舎=がラユロットで重賞に初挑戦する。現在は抽選対象だが、1勝2着2回と安定感のある走りを見せる。同期で一番乗りとなる大舞台で、初タイトルを手にするか。父と兄2人がいずれも騎手の木幡ファミリーの裏側に、川上大志記者がコラム「見た」で迫った。

 初勝利をマークしたばかりの新人に、突然のビッグチャンスが舞い降りた。ラユロットの鞍上を聞かれた藤沢和調教師は「あんちゃん(木幡育)でいくよ。G1じゃないから乗れるんだろ?」とニヤリ。伝え聞いた木幡育は「今朝(18日)聞きました。えっ、ほんとですか?と思いました」と驚きと喜びに目を丸くした。

 今年の新人で先陣を切っての重賞騎乗となるが、話題性ありきの采配ではない。「馬乗りは上手だからね」と藤沢和師は期待した。競馬学校時代から騎乗センスを評価され、将来有望な若手として話題になっていた逸材。きっかけをつかんだタイミングで、さらに大きく育てようという狙いがある。

 ラユロットは昨年10月の未勝利(1着)以来の実戦だが、藤沢和師は「順調にきているし、期待している馬だよ」と前を向いた。札幌での2戦は香港の名手モレイラが騎乗して〈2〉〈2〉着だった。木幡育は「モレイラ騎手の乗り方を意識しながら、展開を組み立てていけたら」と“マジックマン”をイメージして臨む構えだ。

 木幡育は今年3月にデビューして1か月半が過ぎた。「イメージしていたものと、実戦は全然違う」と試行錯誤の日々だが、初勝利を挙げたことで勝利への意識はより強くなった。「これ以上ない喜びでした。どんどん勝ちを目指していきたい」と次の勝利に向け気持ちは高ぶっている。

 17分の13の抽選を突破し、ゲートインを果たせば、同期に先駆けて重賞初制覇の機会が訪れる。勝てば3兄弟で初の重賞タイトルとなる。「東京は初めてだし、緊張すると思うけど、少しでもリラックスして臨めたら」。ルーキーの目は初々しく、しかし絶好機を逃すまいと、まばゆいばかりに光っている。(椎名 竜大)

 【川上が見た】 木幡3兄弟は本当に個性豊かだと感じる。長男らしく、クールで優しい初也騎手と、思い切りのいい騎乗スタイル同様にいつもサバサバと応じてくれる次男の巧也騎手。育也騎手はノホホンとして“癒やし系”。先週、少し自信がなさそうに「勝てる…かもしれません…!」と薦めてくれたのが、初勝利を挙げたオージーアイドルだった。

 キャラクターは違うが、3兄弟とも父・初広騎手の大きな背中にあこがれて騎手になった。3人で食事に出かけることはよくあり、育也騎手がデビューする際、兄2人が事前に打ち合わせをして、弟にぴったりの鞍を一式プレゼントした。

 「早めにひとつ勝ってほしい」。先週、父と兄の願いを見事にかなえた。今度は重賞に初挑戦する。家族の愛情を受けて成長中の三男坊のサクセスストーリーはまだ始まったばかりだ。(川上 大志)

 ◆木幡 育也(こわた・いくや)1998年9月21日、茨城県出身。18歳。美浦・藤沢和雄厩舎所属。17年3月にデビュー。4月15日の福島7Rで、オージーアイドルに騎乗して初勝利を挙げた。父に初広、兄に初也、巧也の現役騎手を持つジョッキー一家の出身。趣味はバス釣り。最近はまっている食べ物はミツバ。158・5センチ、47・0キロ。血液型B。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
PR
競馬
報知ブログ(最新更新分)一覧へ
今日のスポーツ報知(東京版)