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一口馬主向け「DMMバヌーシー」8月5日サービス開始発表!事業責任者の野本巧氏インタビュー

2017年7月25日6時0分  スポーツ報知
  • 「DMMバヌーシー」の開発中アプリ画像

 7月10、11日の両日に行われたセレクトセールで、話題をさらったのが(株)DMM.com。G1馬の全弟、全妹ばかり、3頭を総額6億7500万円(税抜き)で落札しただけでなく、クラブ法人をたちあげ、一口馬主のための「DMMバヌーシー」のサービス開始も発表した。競馬界に新風を吹き込んだ同社の狙いは何か。取締役で、この事業の責任者である野本巧氏(48)に聞いた。(椎名 竜大)

 ―セレクトセールでは、その動向が大きく注目され、1万口という超小口でのクラブ法人設立も話題になりました。この発想は社内のどこから出てきたのですか。

 「私です(笑い)。20代の頃、ダビスタ(競馬ゲームのダービースタリオン)とかが大好きでしたし、それを現実として体験ができたら興奮するだろうなと。今はスマホゲームがはやっていて、課金する人も結構いますよね。1万円とか出す人がいるのだから、金額的にはそういう感じでできたら楽しいんじゃないかなと。だから、そもそもがクラブ法人を作ろうというところからのスタートではないんです」

 ―もともと競馬はお好きだったのですか。

 「始めたのは20歳の頃でしょうか。当時は京都に住んでいて、NHKでG1レースの中継を見たり、京都競馬場に行ったりしていました。ダビスタにはまるのが先だったか、うろ覚えなんですが、メジロマックイーンの頃だったかな。天皇賞・秋で降着(91年、1位入線も進路妨害で18着に降着)になった馬券を持っていたのを覚えています。3連覇がかかった天皇賞・春(93年、2着)はテレビ観戦で馬券も買っていませんでしたが、メジロマックイーンの走りに熱くなって自然と涙が流れたのを覚えています」

 ―「DMMバヌーシー」は、預託料を一括して前納するというシステムも注目を集めていますね。開始までのスケジュールや、どうやったら買えるのかを教えてください。

 「8月1日にメディア発表会を行います。ライブ配信を行いますので、一般の方にも視聴していただけます。ぜひご覧ください。サービス開始は8月5日の予定です。既にDMM.com証券の口座をお持ちの方は、審査のみで早ければ即日から購入できます。DMMバヌーシーのみの口座開設は5日からとなります。審査後、郵送でログインパスワードをお送りしますので、通常で2~3日後からとなります。ただし、申し込み多数の場合は、それ以上かかる可能性もあります」

 ―1万口での募集です。ユーザーが増えることによって、トラブル等のリスクが増える心配はないのでしょうか。

 「この事業はDMM.comとして認識されていると思いますが、正しくはDMM.com証券の事業です。そして、私もずっとDMM.com証券に関わってきた者です。1万口でアクセスが多くなると、情報を処理しきれないという危惧もあるかと思いますが、我々には証券のバックグラウンドがあり、既に築かれた金融システムがあります。金融庁の管轄の下、コンプライアンスを順守しながら進めることができるわけです」

 ―多角的に展開している会社の強みを生かしているわけですね。

 「決済も証券の口座で行います。そうすることによって振り込み手数料がかからずにレース毎の配当が行えるわけです。本人確認書類、マイナンバー通知カードをアップロードすれば、オンラインで口座を開設できますし、口座ができればすぐに買えます。入会金は無料ですし、専用アプリをインストールすれば、1口も買っていなくても、所属馬の近況などを見ることができます。これはまだ開発途中のアプリ(DMMバヌーシー)ですが、見てみますか」

 ―なるほど、ゲーム的な要素を取り込んだ画面になっていますね。馬の写真や動画が非常に美しいのが印象的です。関心を持つ証券のユーザーも多そうですね。

 「そうなるといいですね。ただし、DMMバヌーシーはすごくリスクがあります。競走馬が1勝するのがどれだけ大変か、一般的には知られていないと思いますし、デビューできないこともあるのはなおさらでしょう。どんなに高い馬でも、そのリスクは同じです。ですから金額は抑えたかった。仮に故障などでデビューできないとなっても、それを理解していただいて“仕方ないか”と思える範囲の金額にしたかったのです。もちろん、その場合は前納いただいた預託料部分はお返しします」

 ―セレクトセールでは、リアルスティールの全妹である「ラヴズオンリーミーの2016」を1億6000万円で、ジェンティルドンナの全妹である「ドナブリーニの2017」を3億7000万円で、キタサンブラックの全弟である「シュガーハートの2017」を1億4500万円で購入しました。兄姉に活躍馬のいる良血馬にターゲットを絞った理由は。

 「二十数年前は、当時の活躍馬は頭に入っていました。ただ、ここ十何年は競馬から離れていましたから、ダービーに出る馬が3頭くらいしかわからない。そんな僕でも、世間一般的には“競馬偏差値”が53くらいだと思うんですね。よりたくさんの人に関心を持ってもらうために、僕のような層にも分かりやすい良血馬を持ちたかったということです」

 ―個人的には、現役最強馬であるキタサンブラックの全弟を、誰が落札するのか注目していました。「そこでDMMが来るのか!」と。

 「ご存じの通り、お兄さんは素晴らしい成績を収めています。その弟ですから、多くの方に喜んでもらうのにふさわしい馬だと思います。僕は“感動の共有”と言っているんですが、たくさんの方で分け合えば感動の総量が増える。巨人ファン同士が盛り上がるのと同じように、競馬場やSNSで盛り上がって、アイドルホースが誕生したらいいなと思うんです。しかもこちらは、勝てば配当が出る。報知さんに、こんなことを言ったら怒られちゃうか(笑い)」

 ―趣旨はよくわかりました(笑い)。今後の展開はどのようにお考えですか。

 「まずは最初の募集の様子を見ながらになりますけど、頭数は増やしていきたいですね。もっとラインアップを増やして、たくさんの方に持ってもらいたい。その結果、競馬が盛り上がってくれたらうれしいですね」

 【1口当たり4万円前後】 開始時の募集馬のラインアップや総額、一口価格は、8月1日に発表される予定。野本取締役はセレクトセール時に、1億6000万円で落札した「ラヴズオンリーミーの2016」について「1口あたり3万円後半から4万円前半」、3億7000万円で落札した「ドナブリーニの2017」について「1口4万円台でいけたら」と見積もっている。超良血馬の一口としては、リーズナブルな値段が提示されることになりそうだ。

 ◆DMMバヌーシー クラブ法人「DMMドリームクラブ」が提供する一口馬主サービス。最大1万口という超小口のため、リーズナブルに一口馬主となれるのが特徴。スマートフォンの専用アプリを通して、募集馬の購入や、近況確認ができる。賞金の分配にDMM.m証券の口座を使うため、同証券の口座開設が必要。口座があれば、オンラインで一口馬主となることが可能になる。サービス開始は8月5日の予定。

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