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【関屋記念 牧野が見た】“行った行った”の決着になったのは新潟コースが大きく影響

2017年8月14日7時0分  スポーツ報知

 ◆第52回関屋記念・G3(8月13日、芝1600メートル、新潟競馬場、良)

 サマーマイルシリーズ第2戦の関屋記念・G3が13日、新潟競馬場で行われ、7番人気のマルターズアポジーが逃げ切りで重賞3勝目をマークした。G1馬2頭を含む実力馬が逃げ馬を捕まえることができない展開を、牧野博光記者が分析した。

 関屋記念がいわゆる“行った行った”の決着になったのは、新潟のコースが大きく影響している。コーナリングは小回りにもかかわらず、直線が658・7メートルもある外回り。長い直線を意識するため、騎手の心理としては序盤からじっくり脚をためたい。そこに陥りやすいワナが潜んでいる。

 マルターズアポジーがつくり出した流れは1000メートル通過が57秒9。ほぼスプリント戦の流れ。ラスト1ハロンこそ12秒2に落ちたが、この流れを捉えようとすると、相当の脚を使わされる。2番手で構えたウインガニオンの津村が「あれをつかまえに行ったら、こっちも最後は止まってしまう」と心情を吐露した。

 番手で構える騎手としては、行くに行けないのが実情。「しぶといのは分かっていたけど、後ろの有力馬も気になっていたから」という津村の言葉が全てを表している。欧州のような同じ馬主によるチーム戦が可能なら玉砕覚悟もあり得るが、違う馬主同士で、サマーマイル王者のタイトルも狙える同馬にとって、リスクを冒す必要はない。

 勝ったマルターズアポジーは前走の七夕賞で11着に敗れたが、57・5キロのトップハンデに加え、3か月の休み明け。いつもの初速を出せなかった。その走りから人気を大きく落としていた。マイル戦(16年10月の秋風S=1600万)で勝ち鞍があり、いつも通りの逃げを打てる状態ならしぶといのは分かっている。ここにきて力をつけてきたウインガニオンの先行力を考えれば、今回はあり得る結果だった。2001年に新潟競馬場がリニューアルされてから、10年レッツゴーキリシマ、15年レッドアリオンに続く、3度目の逃げ切り勝ちは、このような背景があった。(牧野 博光)

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