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【こちら日高支局です・古谷剛彦】意義ある当歳馬品評会 東京スポーツ杯2歳S出走のコスモイグナーツは一昨年の最優秀賞馬

2017年11月15日7時0分  スポーツ報知

 少し前の話になるが、浦河町軽種馬生産振興会と荻伏軽種馬生産振興会の両青年部が1日、共催の形で当歳馬品評会を開催した。平取町と新ひだか町三石では、セール時期を前に1歳馬の品評会が行われるが、当歳馬による品評会は浦河のみ実施している。

 飼養管理技術の向上と、会員相互の親睦を深めることを目的とした事業で、7年目を迎えた。この日は青年部員の他、JRA日高育成牧場の職員やBTC軽種馬育成調教センターのスタッフなど約30人が参加し、牧場を巡回する形で参加者全員の審査で最優秀賞などを決定した。

 今年は8頭が出陳されたが、最優秀賞は川越ファームが生産したアイカギの2017(牡、父ヴィクトワールピサ)が受賞した。また、優秀賞1席に田中スタッド生産のユメノオーラの29(牡、父エピファネイア)、優秀賞2席には伏木田牧場生産のストリートパレードの2017(牡、父ワールドエース)が選出された。

 最優秀賞に選ばれた川越ファームの川越祐樹さんは「これまでのアイカギの仔の中でも1番良い出来で、参加された方々に認められたことに大変光栄で、嬉しく思いました」と話していた。

 また、今年から表彰対象に加わったベストターンドアウト賞には、大北牧場生産のショウナンアオバ2017(牡、父ヴァンセンヌ)が選ばれた。大北牧場の斎藤善厚さんは「品評会に向けて馴致をする中で、馬の成長する様子なども感じますし、その後セールなどに上場する場合でも、人前に出していることで、物怖じしない性格になる様子も感じます。このような賞を頂き、ありがたく思います」と、初の試みとなった賞の受賞に喜んでいた。

 浦河の当歳馬品評会に出陳された馬からは、近年のセールで高額取引馬も出ている。一昨年の優秀賞だったレオソレイユの2015(牡、父ロードカナロア)は、昨年のセレクションセールにおいて4100万円(金額は税別)で取引されている。また、昨年の最優秀賞に輝いたレオティアラ2016(牡、父マンハッタンカフェ)は、今年のセレクションセールで2800万円、優秀賞を受賞したチーフザムーンの2016(牡、父トゥザグローリー)も同セールで600万円でそれぞれ取引されている。

 さらに、一昨年の最優秀賞となった馬は、アイビーSを勝利し、18日の東京スポーツ杯2歳Sに出走するコスモイグナーツ(牡2歳、美浦・高橋祥泰厩舎)で、優秀賞からも10月15日の東京2R(ダート1600メートル)で勝利したモリトユウブ(牡2歳、美浦・堀井雅広厩舎)が輩出されるなど、競走馬としての結果も残している。

 品評会の意義は大変大きく、僕らも参加することで馬の成長を追い掛けることもでき、勉強になることも多い。今年はJBCウィークで参加することができなかったが、牧場の方々に改めてお話を伺ったが、「時間がある時に見に来て下さい」と言われて大変恐縮する。若駒を見るのは、仕事する立場になっても我を忘れ、純粋な気持ちにさせてくれる。それが、競馬の醍醐味を改めて感じさせてくれる瞬間でもある。来年はぜひ、品評会に参加したいと思っている。(競馬ライター)

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