【ホープフルＳ・田中歩の馬と歩もう】本命は先行力あるサンリヴァル

◆第３４回ホープフルＳ・Ｇ１（１２月２８日、中山・芝２０００メートル）

　皆さん、こんにちは！　今年の有馬記念は本当に記憶に残るキタサンブラックのラストランでした。一度も先頭を譲ることなく駆け抜けた２５００メートル、いろいろな思いを背負って走り抜いた姿に感動しました。これまで素晴らしい走りをありがとうございました。

　さて、今週も楽しみなホープフルＳがあります！　本命はこの中山２０００メートルのコースで勝利があるサンリヴァル。デビュー戦と前走の芙蓉Ｓは末脚が素晴らしかったですし、先行力があるので小回りの中山向きでしょう。最終追い切りは栗東のＣＷコースで鋭く伸び、ラスト１ハロンは１１秒４。鞍上の田辺騎手は２９日の東京大賞典でコパノリッキーとコンビを組みます。ここを勝って大井でも花道を飾ってほしいです。

　対抗は、デビュー４戦で連対率１００％のタイムフライヤー。中距離で結果を出していますし、最終追い切りではスムーズに好時計が出ていました。今回は初めてトリッキーな中山コースになりますが、豊富なキャリアと、前、前で競馬ができる点が生きるでしょう。

　３番手はデビュー間もないステイフーリッシュ。その初戦は追い出してからの反応が良く、２馬身半差の快勝でした。最終追い切りは栗東の坂路で最後まで同じリズムで楽にフィニッシュ。一回使っての上積みと、中山に強いステイゴールド産駒に期待します。

　皆さん、ホープフルＳを当てて、良いお年をお迎えください！（フリーアナウンサー）

【田中歩アナの印】

◎（９）サンリヴァル

〇（７）タイムフライヤー

▲（１３）ステイフーリッシュ

★（１０）ルーカス

△（１１）フラットレー

△（１５）ジャンダルム

△（１７）ナスノシンフォニー

　◆田中　歩（たなか・あゆみ）茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、南関東地方競馬チャンネルのキャスターとして出演中。父は美浦の田中剛調教師。