【日経新春杯】ミッキーロケット、左前脚の腫れ問題なし！連覇目指す

◆第６５回日経新春杯・Ｇ２（１月１４日・芝２４００メートル、京都競馬場）

　思い出の舞台で輝きを取り戻したい。ミッキーロケットは昨年のこのレースで重賞初Ｖを果たした後、勝利から遠ざかっている。ただ、前走の中日新聞杯では２着と復調を感じさせた。「（前走の２０００メートルから）距離は延びた方がいいかも。去年も勝ち方はよかった」

　そう振り返る音無調教師が有馬記念も見送り、当初から狙っていた一戦だが、２日に左前脚の球節部の傷腫れが判明。２日間坂路入りを控えるなど調整に狂いが生じた。ただ、患部をしっかり見極めたうえ、５日の栗東・坂路で５４秒６―１２秒３の１週前追い切りを消化。ゴーサインが出された。

　出走するからには当然、結果が求められる立場だ。「ハンデを背負わされるのは覚悟の上。今後のために賞金を加算したい」とトレーナー。逆境を乗り越えるだけの底力が、愛馬に備わっていると信じている。（山本　武志）