【京成杯】コズミックフォース、絶好調・戸崎を背に加速!

スポーツ報知
開幕から絶好調の戸崎を背にコズミックフォース(手前)が上々の動き

◆京成杯追い切り(10日・美浦トレセン)

 第58回京成杯・G3(14日、中山)の追い切りが10日、東西トレセンで行われた。開幕週に史上初の3日連続重賞制覇を達成した戸崎が騎乗したコズミックフォースは美浦・Wコースで上々の動きを披露した。シンザン記念をともに制した国枝厩舎とのタッグ。絶好調の手綱が今週も重賞Vに導くか。

 表情は自信に満ちていた。コズミックフォースと初コンビを組む戸崎は、最終追い切りに騎乗。美浦・Wコースで外ミエノドリーマー(5歳1000万)を4馬身半追走して、6ハロン83秒6―13秒2とスムーズに加速して併入。「まだちょっと緩さはあるけど、全体的にしっかりしている。乗りやすいですね。反応もギアが徐々に入っていくいい感じ」と満足げにうなずいた。

 まだキャリアは2戦1勝でも、絶好調の鞍上が頼もしい。開幕週でJRA史上初の3日連続重賞制覇を達成して、リーディングトップの8勝をマーク。「(チャンスは)十分にあると思います」と素質を感じ取れば、国枝調教師も「順調にこられたので、だんだんよくなってきている。(前走は)しまいもちゃんと伸びた」と手応え。アーモンドアイでシンザン記念を制したタッグで、2週連続のタイトル獲得を見据える。

 昨年は199勝でルメールがリーディングジョッキーを獲得して、戸崎は171勝の2位で4年連続の栄冠を逃した。「去年の全日程が終わってから、やっぱりリーディングを取れなかった悔しさがこみ上げてきた」。年末年始は意識的にトレーニングの強度を上げて取り組み、燃える闘志が勢いを生み出している。

 ライバルのルメールは今週土曜まで騎乗停止中で、「“鬼の居ぬ間に”じゃないですけど、これを続けていくことが一番」と不敵に笑った。さえ渡る手綱さばきから目が離せない。(坂本 達洋)

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