【日経新春杯】パフォーマプロミス、初挑戦で重賞制覇!Mデムーロ騎手は自身最多の一日6勝!

スポーツ報知
自身初の一日6勝を両手で表現したMデムーロ

◆第65回日経新春杯・G2(1月14日・芝2400メートル、京都競馬場、良)

 京都競馬場で行われた第65回日経新春杯は14日、1番人気のパフォーマプロミスがゴール寸前で差し切り、重賞初挑戦で勝利を飾る快挙。Mデムーロ騎手はこの日自身最多の6勝の固め打ちで、今年初の重賞タイトルを手にした。

 ノリノリのミルコにかかれば初めての重賞挑戦もお手の物か。パフォーマプロミスは、前を射程圏に入れた3、4番手を追走。マイペースに持ち込んだロードヴァンドールが逃げ粘りそうな流れでも、ゴール寸前で首差かわして、重賞タイトルを手にした。

 「いいスタートを切って、一番いいところを走れた。外に出した時に負けないと思った。いい競馬ができた」。1Rの勝利を手始めに、8Rからは特別3レースを含む4連勝で、8鞍に騎乗したこの日6勝の固め打ち。昨年、最多タイとなるG1・6勝をマークしたMデムーロの手綱さばきが今年もさえ渡った。「一日6勝は僕のニューレコード。とてもうれしい」。重賞実績馬をさしおいて1番人気に支持されたファンの厚い信頼にしっかり応えた。

 馬自身もじっくりと力を蓄えてきた。デビューは3歳9月と遅かったが、休養を挟みながら大事に使われ、6歳でようやく軌道に乗ってきた。「前走までは使い込めなかった。まだ不安なところはあるが、もっと暖かくなればもっと良くなる。あと6~8キロ増えてほしい」と藤原英調教師はさらなる成長を願った。

 藤原師にとって16年中京記念(ガリバルディ)以来の重賞Vは、これから視野に入る天皇賞・春(4月29日、京都)へ重要なステップになる。「大きいところを目標にしている馬。距離は長めの方がいい」。16、17年と連覇したキタサンブラックが抜けた春の盾へ、新星が誕生した。(橋本 樹理)

 ◆パフォーマプロミス 父ステイゴールド、母アイルビーバウンド(父タニノギムレット)。栗東・藤原英昭厩舎所属の牡6歳。北海道安平町・ノーザンファームの生産。通算成績は12戦6勝。重賞初勝利。総収得賞金は1億3730万6000円。馬主は(有)サンデーレーシング。

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