【東海S展望】G1制覇へ向けここは負けられないテイエムジンソクが中心
スポーツ報知
◆第35回東海S・G2(1月21日、中京競馬場・ダ1800メートル)
第35回東海S・G2が1月21日、中京競馬場のダート1800メートルを舞台に行われる。
G3のみやこSを快勝し、前走のチャンピオンズCで1番人気に支持され2着に粘ったテイエムジンソク(牡6歳、栗東・木原一良厩舎)。コース、展開問わず、どんな条件でも走れる自在性、安定感は現役屈指だろう。今年の照準はずばりG1制覇。ここは負けてはいけない一戦だ。
チャンピオンズCをハ行で取り消し、仕切り直しとなった東京大賞典で4着だったアポロケンタッキー(牡6歳、栗東・山内研二厩舎)。コパノリッキーが逃げ切った展開で後方からジリジリと脚を伸ばした。粘り強さ、地力はメンバー上位で、しっかり復調すれば、テイエムジンソクを脅かす存在。
昨年このレース2着のモルトベーネ(牡6歳、栗東・松永昌博厩舎)は、ここ3戦強い相手に結果が出せていないが、例年寒い時期に調子を上げる馬。コース適性も高く、好位から運んで粘る自分の型なら。
一昨年の覇者アスカノロマン(牡7歳、栗東・川村禎彦厩舎)は、同年のチャンピオンズCでも3着があるように、コース適性は最上位だが、近走は最後の粘りが影を潜めているだけに…。
むしろ、まだ伸びしろがありそうな、レパードS勝ち馬ローズプリンスダム(牡4歳、美浦・畠山吉宏厩舎)、オープン特別連勝中のディアデルレイ(牡7歳、美浦・牧光二厩舎)、準オープンを勝ったばかりだが、安定感が際立つオールマンリバー(牡6歳、栗東・五十嵐忠男厩舎)の方に魅力を感じる。(大上 賢一郎)