【アメリカJCC】ゴールドアクター、目イチで79秒8!7か月ぶり実戦へ態勢整った

スポーツ報知
併せ馬でしっかり追われたゴールドアクター(手前)

◆アメリカJCC追い切り(17日・美浦トレセン)

 第59回アメリカJCC・G2(21日、中山)の追い切りが17日、東西トレセンで行われた。昨年の宝塚記念2着以来、7か月ぶりとなるゴールドアクターは同・Wコースで併せ馬を行い、十分に負荷をかけられた。

 懸命に四肢を動かした。美浦のウッドチップコースで、かつての主戦・吉田隼がゴールドアクターの手綱をしごく。外のリヴェルディ(4歳1000万)と並び、併入に持ち込んだ。併走馬に手応えは劣ったが、7か月ぶりの実戦へ向けてしっかり負荷をかけた仕上げ。6ハロン79秒8―39秒2―13秒6を計時し、「前半にちょっと速くなったかな。しっかりやれているし、体調自体はいい」と中川調教師は言葉を選んだ。

 慎重な姿勢になるのは、加齢の影響を感じるから。15年の有馬記念を勝ったグランプリホースも今年で7歳。1週前追い切りで遅れを取ったように、「年齢なのか、精神的に徐々にズブくなっている。若い頃のようには動かない」。追い切り後にのんびり歩いている様子を見ながら「以前はもっと(元気良く)カタカタと動いていたんですけどね」と不安げな表情も見せた。

 心のモヤモヤを払拭する明るい兆しもある。2走前の天皇賞・春で7着に敗れた後、騎乗した横山典の助言でフォームを改善。前走の宝塚記念で2着と好走することができた。「前のめりのフォームだったので、普段の歩き方から矯正しました」と中川調教師。今回はミッキースワローに騎乗する横山典も「歩いている格好がいい」とライバルを褒めた。

 「休み明けなのと年齢的なもので、どういう走りになるのか」と中川師。あとは新コンビ・武豊の手綱にかかっている。(石野 静香)

<中山では強い>

 武豊騎手「中山コースは結果を出しているし、強いイメージがあるよね。いいと思う。レースは空いたけど(前走の)宝塚記念でも好走しているから。グランプリホースで、あれだけの馬だからね」

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