【中京新馬戦】独オークス馬を母に持つサラキアが初戦V 池添学師「出遅れは想定内」

スポーツ報知
出遅れながらもデビュー勝ちした池添謙一騎乗のサラキア(右)

 1月21日の中京5R・3歳新馬戦(芝1600メートル、16頭立て)は単勝1・6倍の圧倒的1番人気に推されたサラキア(牝、栗東・池添学厩舎、父ディープインパクト)が直線で抜け出し、鮮やかにデビューVを飾った。勝ち時計は1分37秒2。

 スタートで1馬身ほど遅れたが、二の脚でスッと位置を押し上げ、道中は中団に取りついた。馬込みで折り合いをつけると、直線では前が開いてから一気に加速。楽々と抜け出すと、2着のナリタハーデスに1馬身3/4差をつける完勝だった。

 同馬は母のサロミナが独オークスを勝っている血統馬で、全姉サロニカは昨年のエルフィンSを勝っている。「ゲートの試験に何回も落ちている馬で、全然(ゲートを)出なかった。新馬だから二の脚でポジションを取ることができました。道中はすごく上手に走ってくれましたし、直線でもいい反応。もう一段階、ギアが入りそうな感じもあります。走ると思っている馬なので、色々と注文はつくけど、馬込みでも我慢できたし、新馬としてはいい内容。2戦目が大事になると思います」と池添謙一騎手は満足そうに振り返った。

 中間に2度の除外で出走が延びていただけに池添学調教師もホッとした表情で振り返った。「出遅れは想定内でしたし、想像通りの競馬ができました。(2度の除外で)カイバ食いは少し上がっていましたが、今日見た感じではちょうどいい体つきに仕上がっていました。いい状態でクラシックに使えるように、これから考えていきたい」。視線の先に桜花賞・G1(4月8日、阪神・芝1600メートル)を見据えつつ、慎重にローテーションを考えていく。

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