【根岸S】佐藤正師2月末で定年 サイタスリーレッドでラストG1出走決める!

スポーツ報知
調教ではブリンカー効果が出たというサイタスリーレッド

◆第32回根岸S・G3(1月28日、東京競馬場・ダート1400メートル)

 第32回根岸S・G3(28日、東京)で、サイタスリーレッドが2つ目のタイトルを狙う。交流G1・3勝のワンダーアキュートなどを管理してきた佐藤正調教師は2月末で定年。自身最後のG1となるフェブラリーS(2月18日、東京)出走へ、前哨戦での優先出走権獲得を目指す。

 昨年3月の500万から4連勝でオープン勝ち。9月には重賞タイトルも手にした。その後は〈13〉〈15〉着と崩れたが、前走の兵庫ゴールドTで3着。ハナを奪って3コーナーでいったん後退しながら、直線で盛り返すしぶとさを見せた。「後ろから馬が来たら、耳を絞って急に下がってしまったみたい」と佐藤正師は敗因を分析する。

 集中力アップへ、今回はブリンカーを装着して臨む。「調教では前向きさが出ている」とトレーナーは効果を強調。府中の7ハロン戦へ、「スピードはあるし、好位で折り合った競馬をさせたい。G1に使いたいという馬主さんの希望にも応えたい」。静かな口調に、勝負気配をにじませた。

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