【シルクロードS】ロードクエスト、スプリント路線で輝き取り戻す!

スポーツ報知
スプリント路線で復権を期すロードクエスト

◆第23回シルクロードS・G3(1月28日、京都競馬場・芝1200メートル)

 第23回シルクロードS・G3(28日、京都)で、16年NHKマイルC2着のロードクエストはスプリント路線に転身。初の6ハロン戦だった前走3着を起爆剤に再び輝きを取り戻すか。

 スプリント路戦でロードクエストが完全復活だ。前走はキャリア15戦目で初めて1200メートルに投入されて3着。小島茂調教師は「カーッとしやすいから今までは怒らせないように競馬をしていたけど、1200メートルで三浦騎手が思い切って怒らせながら乗ってくれた。それでカッとするところが出てくるかと思ったが、全然問題なかった。本気で走ったことでスッキリしたようで、しぐさや調教に向かう感じもいいし、乗っている助手は『前回より良いです』と言っていた」と確かな手応えをつかんでいた。

 2歳時に新潟2歳Sを圧勝。3歳時はNHKマイルC2着、京成杯AHで重賞2勝目と前途洋々だったが、4歳の昨年は未勝利。一転して苦しい日々が続いた。「マイルでは上がりはいいのに上の着順に来られず、展開を待つしかなかった。先々はまた1600メートルでもと思っているが、今は1200メートルの方が競馬はしやすい」と小島茂師。前走も上がり最速(33秒6)をマークしており、スプリント戦でも自慢の末脚で戦えるめどは立った。

 今回は距離2度目で「初戦でああいう競馬をしてくれたし、今回はもっと突っ込んだ、勝ちにいくような競馬ができると思う」と小島茂師の期待は大きかった。ここで結果が出れば、16年マイルCS(9着)以来のG1となる高松宮記念(3月25日、中京)も見えてくる。ロードクエストにとって、今後を占う大事な一戦となる。(西山 智昭)

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