【セントポーリア賞】ホッカイドウ競馬所属ハッピーグリンが出世レース完勝

スポーツ報知
ハッピーグリン

 1月28日の東京9R・セントポーリア賞(3歳500万、芝1800メートル=12頭立て)は、門別から遠征した地方馬のローエングリン産駒ハッピーグリン(牡3歳、北海道・田中淳司厩舎)が直線で突き抜けて快勝。3回目のJRA挑戦で5番人気ながら初勝利を挙げた。勝ち時計は1分49秒8。

 初タッグの大野拓弥騎手を背に、道中は後方で脚をためる形。最終コーナー8番手から直線で外に持ち出すと、メンバー最速の上がり3ハロン33秒3をマーク。粘り込みを図る内の2着馬リビーリングを1馬身1/4差で交わした。

 大野騎手は「外に出してからはリズム良く脚を伸ばせていた。最後は完勝でしたね。距離はもう少しあってもこなせそう」と驚きまじりにパートナーを称賛。延べ62頭目の挑戦でJRA初勝利となった田中淳司調教師は「体付きからダートではなくて芝向きだと思っていたし、自信を持ってこちらに参戦させてもらった。スローペースを心配していたけど、手応えよく走ってくれた。JRA初勝利には、うれしい気持ちとホッとした気持ちがあります」と笑顔をのぞかせた。

 この日はレース前にゲート入りを嫌う場面があった。発走調教再審査を受ける可能性があるため、「今後についてはその結果も踏まえた上で考えていきたい」とトレーナー。順調にいけば、報知杯弥生賞(3月4日、中山・芝2000メートル)やスプリングS(同18日、中山・芝1800メートル)の皐月賞トライアルへの参戦を視野に入れている。

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