【エルフィンS】レッドサクヤ“出世レース”を差し切りV!桜花賞戦線に名乗り

スポーツ報知
外から伸びて最後は半馬身差かわしたレッドサクヤ(右)。左は2着に粘り込んだノーブルカリナン

◆エルフィンS・3歳牝馬オープン(2月3日・芝1600メートル、京都競馬場、良)

 3歳牝馬限定のオープン特別・エルフィンSが3日、京都競馬場で行われ、2番人気のディープインパクト産駒レッドサクヤ(福永)が上がり最速の末脚で差し切り勝ち。同じ藤原英厩舎で、08年ヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズの半妹が“出世レース”を制し、桜花賞戦線に名乗りを上げた。

 黄色と黒の縦じま2頭が争うゴール前。レッドサクヤが外から一気に決めた。好スタートを切りながら8番手で温存した脚は、ラスト3ハロン最速の35秒4を記録。ディープインパクト産駒らしい決め手で混戦を制した。「いい脚を使ってくれた。状態がよかったし、ある程度ペースも流れてくれた」と前走からコンビを組む福永の顔がほころんだ。

 新馬戦を制した後は自己条件で4、2着と足踏みしたが、オープン特別を勝って賞金加算に成功。「抜け出して遊ぶ面があって、その辺が課題だが、一戦ごとに力をつけているし、楽しみ」と鞍上は期待を込めた。

 優勝馬には、桜花賞、秋華賞の2冠を制したファレノプシス(98年)、日本ダービー馬ウオッカ(07年)、桜花賞馬マルセリーナ(11年)など、多くのクラシックウィナーが名を連ねる。08年ヴィクトリアマイルを勝った半姉エイジアンウインズはクラシックに縁がなかったが、サクラサク2の10番子が桜の舞台へ向けて貴重な2勝目をつかみ取った。(橋本 樹理)

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