【共同通信杯展望】重賞連勝を狙う武豊騎手騎乗予定のグレイルが中心

スポーツ報知
共同通信杯の登録馬。*騎手は想定

◆第52回・共同通信杯・G3(2月11日、東京競馬場・芝1800メートル)

 第52回・共同通信杯・G3が2月11日、東京競馬場の芝1800メートルを舞台に行われる。

 京都2歳Sを勝った後を休養に充てたグレイル(牡3歳、栗東・野中賢二厩舎=ハーツクライ産駒)が今年の始動戦を迎える。その前走は、好位追走からゴール前できっちり抜け出す貫禄のレース。着差こそ頭差だったが、余裕を感じさせる勝利だった。2着が次戦でG1・ホープフルSを勝ったタイムフライヤーだけに、休養している間に評価がさらに上がってしまっている格好だ。武豊の手綱で、デビュー3連勝を飾り、クラシック戦線へ向かえるかに注目。

 未勝利、百日草特別を連勝中のゴーフォザサミット(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎=ハーツクライ産駒)。前走で半馬身退けた相手がのちにホープフルSで5着したナスノシンフォニーなら、ここも十分戦える計算が立つ。

 デビュー2戦目のホープフルSで3着に食い込んだステイフーリッシュ(牡3歳、栗東・矢作芳人厩舎=ステイゴールド産駒)が使った脚は上がり3ハロン2位(35秒9)。勝ち馬タイムフライヤーに次ぐ鋭さだった。叩いての上昇、順調度を加味すれば、ここも互角に戦えていい。

 スケールの大きい走りで2戦目を勝ち上がったブレステイキング(牡3歳、美浦・堀宣行厩舎=ディープインパクト産駒)、前走の黄菊賞は10着も、初戦は京成杯2着のコズミックフォースを相手にしなかったブラゾンダムール(牡3歳、栗東・松永幹夫厩舎=ディープインパクト産駒)、シンザン記念5着のカフジバンガード(牡3歳、栗東・松元茂樹厩舎=ハービンジャー産駒)、常にペースを落とさず逃げて、牡馬クラシックロードを締まったものにしているコスモイグナーツ(牡3歳、美浦・高橋祥泰厩舎=エイシンフラッシュ産駒)などもチャンスをうかがう。(大上 賢一郎)

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