【京都記念】日本ダービー馬レイデオロが始動!4歳のG1馬4頭によるハイレベル戦制す!

◆第111回京都記念・G2(2月11日、京都競馬場・芝2200メートル)
第111回京都記念・G2(11日、京都)で4歳のG1ホース4頭が激突する。
筆頭は日本ダービー馬レイデオロ。ジャパンC(2着)以来の今年の始動戦を勝利で飾り、ドバイ遠征に向かうか。皐月賞馬アルアインに、エリザベス女王杯優勝のモズカッチャン、秋華賞馬ディアドラもそれぞれ仕上がり良好で、注目の一戦だ。
4歳のトップホースたちが意地とプライドをぶつけ合う。G1馬4頭のなかでも、日本ダービーの勲章を背負うレイデオロは負けられないだろう。「これくらいの距離だと実力が出るからね。ダービー馬のこの馬にも頑張ってほしい」と藤沢和調教師。既に招待を受けているドバイ・シーマクラシック(3月31日、メイダン競馬場・芝2410メートル)へ向けても大事な一戦となる。
前走のジャパンCは初の古馬相手に2着。最速タイ(3ハロン34秒6)の末脚を繰り出し、王者キタサンブラック(3着)に先着するなど世代最強の力を示した。「3歳馬できついと思ったが、よく頑張った。強い馬たちに胸を借りたことはプラスになる」。その後は福島のノーザンファーム天栄で英気を養い、1月11日に美浦へ帰厩した。
主戦ルメールの騎乗停止は誤算だったが、本番で乗れないにもかかわらず、1週前追い切りに駆け付けた。Wコースの3頭併せで5ハロン67秒5―12秒9。「バランスとフットワークが乱れなかった。追い切りの後は息がとてもよかった」とルメールはうなずいた。
代役は、今週から短期免許で来日するイタリアのダリオ・バルジュー(41)。レイデオロの父キングカメハメハに騎乗(04年京成杯、3着)したこともある。「初の京都コースになるが、外回りだし、ダリオも乗ったことあるだろう。センスのいい馬だから」と藤沢和師は人馬ともに信頼。同世代を撃破して海を渡るか。(石野 静香)