【共同通信杯】グレイル重賞連勝手応え!武豊騎手「いい感じ」
スポーツ報知

◆第52回共同通信杯・G3(2月11日、東京競馬場・芝1800メートル)
クラシック戦線の注目馬グレイルが、第52回共同通信杯・G3(11日、東京)に登場する。昨年の京都2歳Sでは、後にホープフルSを制するタイムフライヤーを差し切って重賞初制覇を決めた。
無傷の3連勝に向けた1週前追い切りの動きが圧巻。栗東・CWコースで6ハロン80秒1―11秒7。古馬のノースウッド(6歳1000万)を突き放し、7馬身先着と豪快に動いた。「まだトモ(後肢)が緩いけど動きは良かった。素直で乗りやすい。未完成の部分がいっぱいあるのに、あれだけレースで走っている。前走時よりも感触が良く、現段階としてはいい感じだと思う」と騎乗した武豊が納得の表情を見せた。
野中調教師も重賞連勝へ自信たっぷり。「もともと不器用なタイプで、京都の2000メートルをこなせたのが不思議なくらい。完全なタイムフライヤーの勝ちパターンで差し切ったのだから、やはり能力は相当高い。脚質的に東京の1800メートルに替わるのは歓迎だね」と期待は大きい。東京の長い直線で末脚をさく裂させ、春の大舞台へ進撃を開始する。(内尾 篤嗣)