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【京都記念】重賞未勝利のクリンチャー、G1馬4頭を撃破!

2018年2月12日6時0分  スポーツ報知
  • じっくりとためた脚を直線で爆発させ、重賞を初制覇したクリンチャー(手前、奥は4着のモズカッチャン)

 ◆第111回京都記念・G2(2月11日、京都競馬場・芝2200メートル、重)

 第111回京都記念・G2は11日、京都競馬場で行われ、4番人気のクリンチャー(藤岡佑)がゴール前で抜け出し重賞初制覇を飾った。G1馬4頭を撃破した菊花賞2着の長距離砲が、天皇賞・春(4月29日、京都)では胸を張れる存在となりそうだ。皐月賞馬のアルアイン(川田)が2着。日本ダービー馬のレイデオロ(バルジュー)は、直線で伸びを欠き3着に敗れた。

 内にモズカッチャン、外にレイデオロとアルアイン。ビッグネームによる大きく広がっての追い比べ。間を割って来たのは、重賞未勝利のクリンチャーだった。「馬の間に入った時に、差し切ろうとする意欲を見せてくれた。強かったですね」。G1馬4頭を撃破しての初タイトル。藤岡佑は興奮気味に、直線の攻防を振り返った。

 鞍上はこの日4勝の固め勝ち。メインのG2でも好判断が光った。「1コーナーに入る時、有力馬たちが外にいるのが見えた。僕は内で我慢させようと」。外から早めに前をとらえにかかるパターンではなく、好位のイン3番手に収まりロスなく脚をためた。4コーナーで出たゴーサインにぐいぐい加速。自慢の息の長い末脚を繰り出し、スターホースたちをねじ伏せた。

 有力馬のほとんどが休み明け。陣営は同じ3か月半ぶりで9着に沈んだセントライト記念の反省を踏まえ、帰厩後に入念な乗り込みを消化して臨んだ。前田幸治オーナーが「これで胸を張って天皇賞に行けるかな」と豪快に笑うと、宮本調教師も「思った以上に進化している。自信になるよ」と表情を緩めた。

 叩き良化型のイメージを払拭したことで、阪神大賞典(3月18日、阪神)を挟まず天皇賞・春へ向かう可能性も出てきた。「馬の強みを伸ばしていければと考えていますが、今までと違う内容にも応えてくれて、幅が広がりましたね」と藤岡佑。充実する人馬の視界に、悲願のG1勝利が見えてきた。(吉村 達)

 ◆クリンチャー 父ディープスカイ、母ザフェイツ(父ブライアンズタイム)。栗東・宮本博厩舎所属の牡4歳。北海道新冠町・平山牧場の生産。通算8戦3勝。重賞は初勝利。総収得賞金は1億5664万2000円。馬主は前田幸治氏。

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