【フェブラリーS・田中歩の馬と歩もう】サンライズノヴァ、切れる脚を武器に新星誕生へ

スポーツ報知
昨年の阪神JFで3連単を的中させた本紙を手にうれしそうな田中歩アナ

◆第35回フェブラリーS・G1(2月18日・ダート1600メートル、東京競馬場)

 お久しぶりです! 2018年の競馬がスタートし、暦の上ではもう春。この2月からまたG1予想を担当させていただけることになりました! 昨春はなかなか本命馬が勝利することができませんでしたが、秋にようやくヒットを重ねることができました。今年はより進化した予想をお届けできるよう頑張りますので、お付き合いいただけたら幸いです。

 さて、今年初のG1は、南関東競馬の中継担当の私としては取りこぼせない、上半期ダート王決定戦です! 本命は唯一の4歳馬サンライズノヴァ。前走の根岸Sは勝ち馬にマークされて鼻差の2着でしたが、負けて強しの内容。昨年のユニコーンSの勝ち方も強烈でした。最終追い切り後、音無調教師は「マイルの方がいいし、しまいを生かせる流れになれば必ず脚を使える」と。先行馬がそろって展開が向きそうですし、【3101】と得意な東京コース。持ち味の切れる脚を武器に新星誕生へ万全の状態です。

 対抗は同じゴールドアリュール産駒のゴールドドリーム。前走のチャンピオンズCでは有力馬が前めで競馬をするなか、一頭だけ追い込みを決め、ハイレベルな争いを制しました。ラスト3ハロン35秒2は、レース名が変わり、中京開催になった14年以降の勝ち馬で最速。最終追い切りでは坂路で自己ベストの49秒8を叩き出し、仕上がりも抜群! 連覇の可能性も十分あるでしょう。

 3番手は、根岸Sで復活Vを遂げたノンコノユメ。長いスランプを乗り越えた今は精神的にも充実し、鞍上の内田騎手も追い切り後に「気迫が出てきた」とコメントしていました。マイルに延びるのはプラスで、待望の中央G1制覇があってもおかしくありません。このレースで引退するララベルも応援している1頭。頑張ってほしいです!(フリーアナウンサー)

【田中歩アナの印】

◎(16)サンライズノヴァ

○(14)ゴールドドリーム

▲(12)ノンコノユメ

★(10)テイエムジンソク

△(2)ケイティブレイブ

△(6)インカンテーション

△(7)ララベル

 ◆田中 歩(たなか・あゆみ)茨城県出身。大学卒業後、客室乗務員を経てフリーアナウンサーに転身。現在、南関東地方競馬チャンネルのキャスターとして出演中。父は美浦の田中剛調教師。昨秋はG1・12レースで6レースを的中。

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