【ヒヤシンスS】スマハマが3連勝でケンタッキーダービーの出走権利獲得!

スポーツ報知
直線抜け出し3連勝のスマハマ

 米3冠初戦となるケンタッキーダービー(5月5日、チャーチルダウンズ競馬場)の日本馬を対象にした同レースへの出走馬選定ポイントシリーズ「JAPAN ROAD TO THE KENTUCKY DERBY」の最終戦、ヒヤシンスS(3歳オープン、ダート1600メートル=16頭立て)が18日、東京9Rで行われ、1番人気に推されたネオユニヴァース産駒のスマハマ(牡3歳、栗東・高橋亮厩舎)が直線で抜け出し、3連勝を決めた。勝ち時計は1分38秒5。

 13番枠スタートから少し促して2番手につけ、4コーナーで前に並ぶと、残り300メートルから一気に抜け出し、外から追い込んだタイキフェルヴールを2馬身半差抑えてゴールした。

 未勝利、500万はともに逃げ切ったが、今回は控える競馬で勝利。デビューから手綱を執る藤岡佑騎手は「うまく引っ張ってくれる馬がいたので。前走は直線で左にもたれたので、残り300メートルくらいから早めに動かし、期待以上の走りをしてくれました。この2戦は逃げて最速の上がりを出したように、強い競馬をしている。課題もクリアしてくれましたし、本当に楽しみが大きい馬です」と笑顔を見せた。

 今回の勝利で前記シリーズの30ポイントを獲得。昨年行われた対象レースのカトレア賞、全日本2歳優駿の結果を合わせ、2位のルッジェーロ(16ポイント)を抑えて首位に決まり、ケンタッキーダービー出走の権利を得た。高橋亮調教師は「向こうからは『ぜひ登録してほしい』と言われています。でもまだレースを使ったばかりなので、馬の様子を見てからですね」と話した。レースについては「この2戦はハナに行って、自分のリズムで走れた。今回は外めの枠だったので、ジョッキーは『(周りを)見ながら行きます』と話していた。逃げる馬がいたので、2番手で上手に走っていた。収穫のある、夢の広がるレースでした」と振り返った。

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