【フェブラリーS】1番人気ゴールドドリーム、首差で連覇逃す ムーア騎手「しまいは甘くなってしまった」

スポーツ報知
首差で連覇を逃したゴールドドリーム。名手ムーアの表情もさえない

◆第35回フェブラリーS・G1(18日、ダート1600メートル・東京競馬場・良)

 第35回フェブラリーSは18日、東京競馬場で行われ、1番人気に支持された昨年の最優秀ダートホースのゴールドドリーム(ムーア)は首差2着に惜敗し、連覇はならなかった。

 惜しくも首差で連覇を逃した。ゴールドドリームは、直線で一度は完全に抜け出したが、ゴール前で外から迫るノンコノユメの強襲に屈した。平田調教師は「力は示したが、今日のノンコノユメは強かった。強力な先行馬が前にいて、届くかどうかの不安があって、早く行ったのだろう」と展開面のアヤに悔しげな表情を浮かべた。

 スタートで立ち遅れて、道中は後方に構える形となった。テイエムジンソクなど先行馬が引っ張る展開で、早めに射程圏に捉えるため4角手前から馬群の外を回して仕掛けていった。ムーアは「早めに行かざるをえなくなって、しまいは甘くなってしまった」と声を落とした。くしくもこの日は、昨年急死した父ゴールドアリュールの命日だったが、白星は届けられなかった。

 今後については、昨年14着に敗れたドバイ・ワールドC(3月31日、メイダン競馬場・ダート2000メートル)の招待を受けている。だが、平田調教師は「ライアン(ムーア)は、2000メートルは長いと言っていた。今後はオーナーと話してから」と話すにとどめた。(坂本 達洋)

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