【小倉大賞典】4歳セン馬のトリオンフ、3連勝で重賞初制覇!

スポーツ報知
重賞を初制覇したトリオンフ(左)。2着のクインズミラーグロ(中央)以下を寄せつけなかった

◆第52回小倉大賞典・G3(18日、芝1800メートル・小倉競馬場・良)

 第52回小倉大賞典・G3が18日、小倉競馬場で行われ、1番人気に支持されたトリオンフが直線鮮やかに抜け出し、2馬身半差の圧勝。3連勝で初重賞制覇を達成した。

 ノンコノユメがフェブラリーSの壮絶な叩き合いを制する約20分前。小倉で同じセン馬のトリオンフがワンサイド勝ちで初重賞Vを決めた。

 「期待通りです。すごく成長していましたから」。去勢前の昨年2月(こぶし賞7着)以来の騎乗だった前走を好時計で圧勝。“別馬”となっていた4歳馬の力が、重賞ウィナーとの激突でも川田に自信を与えていた。馬なりのまま4コーナーで先頭に並びかける強気のリードで後続を一気に突き放した。1000万から一気の3連勝。「まだまだよくなりそうですし、楽しみです」。川田にとって、夢の膨らむ勝利は同レース単独トップの4勝目だ。

 須貝調教師も笑みで顔を埋め尽くした。「54キロは恵まれたけど、それにしても強かった。うまく王道に乗ってほしい」。この後は大舞台へ向けて休養の予定。どんな壁もぶち破ってきた勢いで、セン馬で5頭目となったノンコノユメに続くG1勝利に挑む。(和田 伊久磨)

 ◆トリオンフ 父タートルボウル、母メジロトンキニーズ(父ダンスインザダーク)。栗東・須貝尚介厩舎所属のセン4歳。北海道虻田郡洞爺湖町・レイクヴィラファームの生産。通算12戦5勝。総収得賞金は1億477万2000円。重賞初勝利。馬主は(株)KTレーシング。

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