【阪急杯】17年最優秀短距離馬レッドファルクス、絶対王者に向けて始動

スポーツ報知

◆第62回阪急杯・G3(2月25日、阪神競馬場・芝1400メートル)

 開幕の阪神競馬場で行われる第62回阪急杯(25日)では、短距離界の絶対王者に向けてレッドファルクスが始動する。ロードカナロアが13年限りで引退して以降、1200メートルのG1は毎年勝ち馬が代わっていたが、昨年のスプリンターズSを連覇。さらなる飛躍へ満を持しての今年初戦となる。

 「うまく牧場でも調整できたようで、昨年のG1の1週前よりできているかなという感じがするくらい」と尾関調教師は現状を説明。前走のマイルCS8着後は放牧に出され、コンディションを整えた。今回は3か月ぶりの実戦となるが、1週前追い切りでは美浦・ウッドチップコースで長めからいっぱいに追われており、G1馬としての力を出せる状態にある。

 1400メートルは昨年の京王杯SCを制しており、不安はない。「1400メートルの方が馬は楽に競馬ができるんじゃないかと思った。心身とも無理させることなく次にいけると思うので、ここを使うことにした。高松宮記念にいい形でいければ」と尾関師。今回はG1への前哨戦、斤量58キロ、勢いある4歳馬モズアスコットなどもエントリーと決して楽な条件ではないが、昨年の最優秀短距離馬の力を改めて示したい一戦だ。(西山 智昭)

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