【中山記念】2連勝中と勢いに乗るマイネルハニー、G1馬倒して豪州へGO!

スポーツ報知
2連勝中の勢いをぶつけるマイネルハニー

◆第92回中山記念・G2(2月25日、中山競馬場・芝1800メートル)

 第92回中山記念・G2(25日、中山)には、4月にオーストラリアで行われる「ザ・チャンピオンシップス」(7、14日、ランドウィック競馬場)のG1諸競走に予備登録しているマイネル軍団の3頭がエントリー。オープン特別2連勝中と勢いに乗るマイネルハニーに、ウインブライトも中山金杯2着と本格化してきた。いずれも休養明けの一戦となるG1馬たちに一泡吹かせて渡豪することができるか。

 世界へ挑戦するために、力を示したい一戦だ。マイネルハニーは、4月にオーストラリアで行われる「ザ・チャンピオンシップス」G14競走のうちドンカスターマイル(4月7日、芝1600メートル)とクイーンエリザベスS(同14日、芝2000メートル)に予備登録。昨年も遠征プランはあったが、小倉大賞典で16着に敗れて見送りになった経緯があるだけに、「結果次第になるでしょうね」と栗田博調教師。オープン2連勝中の勢いで重賞制覇を決めれば、一気に現実味を帯びてくる。

 日本馬とオーストラリア競馬は相性が良い。古くは06年にデルタブルースがメルボルンCを制覇し、14年にはハナズゴールが芝1400メートルのG1(オールエイジドS)を勝利。トーセンスターダムは豪州移籍後の昨秋にG1を2勝(トゥーラックH、エミレーツS)し、同じく移籍したブレイブスマッシュも芝の世界最高賞金が設定された昨秋のジ・エベレストで3着。今月10日のCFオーアS・G1でも3着と好走している。最近でもダノンリバティの移籍が明らかになるなど、日本馬の新たな活躍の地として注目度は増している。

 中山の1800メートルは3歳時のスプリングSで2着。チャレンジC(阪神)で重賞初制覇した距離でもある。「中山は競馬がしやすいと思う。自分のペースを守って、あとは一線級を相手に4コーナーを回ってどこまで踏ん張れるか」と栗田博師。今回の好メンバーを相手に結果を出せれば、胸を張って海外に飛び出せるはずだ。(西山 智昭)

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