【阪急杯】モズアスコット、4馬身先着で態勢十分

スポーツ報知
軽々と先着したモズアスコット(手前)

◆阪急杯・追い切り(21日・栗東トレセン)

 大器が好パフォーマンスで、態勢十分を示した。モズアスコットは栗東・坂路でリーゼントロック(7歳オープン)を追走。序盤は僚馬に合わせて楽に進め、軽く仕掛けたラストを11秒7の切れであっさり4馬身先着した。全体は52秒9だった。

 「しまいをビュッと伸ばした感じ。時計は文句ないですね。やり過ぎでもソフトでもなく、ちょうどいい調教をできました」。担当の玉井助手がうなずく。2か月ぶりの今年初戦だが、状態面に不足はないようだ。

 デビュー3走目の昨夏の未勝利から4連勝。オープン初戦で強豪ぞろいだった阪神Cでも、レコード決着を0秒4差4着。素質の高さは間違いない。カギは気性面で、玉井助手もポイントに挙げる。「気を使いながら調整しています。無事に競馬に臨めさえすれば、いい結果を出してくれるはず」

 1週前追い切りで感触を確かめたルメールも、コンビ2戦2勝の好パートナーに手応えをにじませる。「すごくいいコンディションだと思う。距離はぴったり。今年が楽しみで、重賞で大きなチャンスがあると思う」。重賞2走目でレッドファルクスなど実績上位馬を一刀両断し、一躍、G1戦線の主役にのし上がるか。(宮崎 尚行)

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