【中山4歳500万】今月で定年の小島太調教師が騎手、調教師で計1500勝に到達

スポーツ報知
中山8Rをメンデンホールで制して、握手を交わす小島太調教師と横山典(左)

 騎手時代の88年日本ダービーのサクラチヨノオーや調教師時代の01年菊花賞、有馬記念、02年天皇賞・春のマンハッタンカフェなど数々の勝利を積み重ねてきた小島太調教師(70)=美浦=は2月24日、中山8R(4歳上500万、ダート1200メートル=16頭立て)を3番人気メンデンホール(牝5歳)で勝ち、騎手と調教師で合わせて1500勝のメモリアルVを飾った。

 横山典弘騎手を背に後方で脚をためると、直線は一頭だけ違う伸び脚。メンバー最速の上がり(3ハロン36秒6)を繰り出し、内で粘り込みを図った1番人気のライバーバードを鼻差でとらえた。

 ゴール入線後、横山典騎手は何度も何度もガッツポーズ。レース後は写真判定に持ち込まれたが、小島太調教師は「ジョッキーのガッツポーズを見て勝利を確信したよ。(騎手、調教師で通算1500勝は)なかなかできる数字ではないと、息子たちとも話していた。うれしいね」と目尻を下げた。

 2月25日の中山メイン・中山記念(ディサイファ)など、まだ出走を控えており「この後も楽しみな馬がたくさんいるからな」といたずらっぽい笑顔で前を向いていた。

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