94年天皇賞・秋優勝のネーハイシーザー死亡 日本レコード2度の快速馬

スポーツ報知
94年の天皇賞・秋で優勝したネーハイシーザー

 1994年の天皇賞・秋を制し、同年のJRA賞最優秀父内国産馬に選出されたネーハイシーザー(セン28歳)が26日、余生を送っていた北海道新ひだか町の荒木貴宏牧場で死んだことが27日、分かった。ジャパン・スタッドブック・インターナショナルが発表した。

 同馬は父サクラトウコウ、母ネーハイテスコ(父テスコボーイ)という血統。3歳春のクラシックには出走できなかったが、同年の中日スポーツ賞4歳S(当時、G3)を1分45秒2の日本レコードで勝利。翌年は京阪杯(G3)を1分58秒9のコースレコードで制し、毎日王冠(G2)を自身の日本レコードを更新する1分44秒6で優勝。続く天皇賞・秋ではビワハヤヒデ、ウイニングチケットなどを破りG1初制覇を飾った。3~7歳(現2~6歳)まで走り、通算成績は23戦8勝(うち重賞5勝)。

 引退後は種牡馬入りし、初年度からヒマラヤンブルー(巴賞)など活躍馬が出たが、徐々に種付け数が減少。2005年に種牡馬を引退していた。

 荒木貴宏氏「とても悲しいお知らせをしなくてはなりません。ネーハイシーザーが26日午後3時過ぎに天に召されました。前日(25日)までは自力で起きあがることができ食欲もあったのですが、翌朝から自力で起きあがることができなくなり、苦渋の決断をしました。皆様には今までご支援をしていただき、感謝の気持ちでいっぱいです」

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