報知杯弥生賞検討会に巨人OB水野雄仁さんが登場! 3強対決は「ダルビッシュ、マー君、マエケン」

スポーツ報知
報知杯弥生賞の検討会で予想する(左から)小島太元調教師、水野雄仁氏、西山記者

 皐月賞トライアルの第55回報知杯弥生賞・G(芝2000メートル)が行われる4日、中山競馬場で昼休みに「報知杯弥生賞検討会」が行われ、2月末に定年引退した小島太元調教師(70)と、巨人軍OBで本紙野球評論家の水野雄仁さん(52)、本紙予想担当の西山智昭記者が出席。会場には約500人の競馬ファンが集まり、立ち見客が出るほど大盛況だった。

 昨年の2歳王者ダノンプレミアムや、ワグネリアンやジャンダルムなど、世代のトップ級が集結。小島太元調教師は「有力馬が多いですね。選べと言われたら悩みます」とメンバーの印象を述べ、「ジョッキーとして乗ってみたい馬は?」との問いかけには「ダノンプレミアム。横綱相撲で強いパフォーマンスを見せていますからね。ワグネリアンも魅力。ディープインパクトの子供らしく切れがあるように見えます」と2頭の名前を挙げた。

 巨人軍OBで競馬ファンの水野さんは、ダノンプレミアム、ワグネリアン、オブセッションの“3強対決”と言われている今年の報知杯弥生賞について「ダルビッシュ、マー君、マエケンみたいなもの。ジャンダルムだって菅野級の力量がある。すごく楽しみ」と野球に例えた。本命はオブセッションで「賞金面を考えると、今回のメンバーで一番、一生懸命に走るのでは。馬券は馬単の1着固定で流します」と予想を披露した。

 昨年10月から本紙予想を担当している西山記者は3戦3勝のダノンプレミアムをプッシュ。「レース内容が優秀。時計も速く、スピードを見せています。皐月賞は今回と同じ中山の2000メートル。スピード能力で押し切れるのではないでしょうか。ペースは上がらないと思います。前残りの展開でリビーリングやサンリヴァルが3着以内に入れば、馬券の妙味もあります」と予想した。

 2月をもって定年引退した小島太元調教師は、今回がイベント初登場。「今日、馬券デビューしようかなと思っています」と笑顔を見せた。司会から「ビギナーズラックという言葉もありますから」と言われると、水野さんは「ビギナーズラックじゃないでしょう!(笑い)プロの目線ですから」とすかさず突っ込み、会場を盛り上げた。

 水野さんは現役時代から大の競馬ファン。小島太元調教師を見ながら「ジョッキー時代からお世話になりました。江川さんとか、競馬が好きな人が多かったんです」と対面を喜んだ。競馬と野球の共通点については「自信があっても思い通りにいかない時もある。でも競馬と同じように、慌てないで、最後に勝てばいいんです」と力説した。今年の巨人について聞かれると「セントラル・リーグはハイレベルで混戦ですね。広島、阪神、DeNAに巨人も食い込んでいます。高橋監督が優勝するところを見たい」とエールを送った。

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