ダートで活躍馬を輩出したサウスヴィグラス死す

スポーツ報知
03年JBCスプリントを制したサウスヴィグラス(左)。種牡馬としてもダートの活躍馬を輩出した

 ダート路線で活躍馬を多数輩出してきたサウスヴィグラス(牡22歳、父エンドスウィープ)が種牡馬としてけい養されていた北海道新ひだか町のアロースタッドで4日夕方に死んでいたことが5日、分かった。

 同馬は1月26日にせん痛を発症し、開腹手術を行っていたが、術後は高齢による体力の衰えから体調が戻らず、けい養先で倒れたまま息を引き取った。同馬のシンジケートを管理するパートナーシップ事務局の三浦秀樹氏は「手術には成功しましたが、高齢で体力を失っていた影響もあってなかなか体調が戻ってきませんでした。日曜日(4日)に産駒が新馬を勝ったばかりだったので残念です」と話した。

 種付けシーズンで問い合わせが殺到していたが、体調が思わしくないため、今年は種付けをしていなかった。現役時代は美浦・高橋祥厩舎の管理馬で、03年JBCスプリント・交流G1勝ちを含む重賞8勝を挙げ、通算33戦16勝で引退。04年から種牡馬入りし、代表産駒にはコーリンベリー(15年JBCスプリント)、ラブミーチャン(09年全日本2歳優駿)、ヒガシウィルウィン(17年ジャパンダートダービー)などがいる。

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