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【報知杯フィリーズレビュー】8番人気のリバティハイツが「3・11」に重賞初制覇!福島県出身の高野調教師「グッとくるものがありました」

2018年3月12日6時0分  スポーツ報知
  • リバティハイツ(中央)が北村友のエスコートで重賞初制覇。アンコールプリュ(右)、デルニエオール(左から2頭目)が続いた

 ◆第52回報知杯フィリーズレビュー・G2(3月11日、芝1400メートル・阪神競馬場・良)

 桜花賞(4月8日、阪神)トライアルの第52回報知杯フィリーズレビュー・G2が11日、阪神競馬場で行われ、抽選をくぐり抜けた8番人気のリバティハイツ(北村友)が重賞初制覇。東日本大震災から7年を迎えた日に、福島県出身で祖父を震災で亡くした高野友和調教師(42)=栗東=に桜切符を届けた。

 鎮魂の祈りがささげられた約50分後。8番人気のリバティハイツが哀悼の意を表すかのように、ゴール寸前で外から急加速した。1馬身ほどの中に6頭がひしめく大混戦を抜け出し、アンコールプリュを半馬身抑えて手にした初タイトル。「いい脚でした。未勝利を勝って、抽選を突破して、何とか桜花賞の権利を取れたらと思っていました」。最高の形で桜切符をつかみ、北村友は柔らかな表情で振り返った。

 誰も記憶から消すことができない3・11。中山競馬場にいた福島市笹谷出身の高野調教師もゴールの瞬間、胸に迫る思いがあった。「福島競馬場近くの実家もけっこう壊れましたし、(福島は)除染された土が置かれているような状態です。今日もテレビニュースなどで大きくやっていて、勝ったことにはグッとくるものがありました」。宮城県亘理町に住んでいた祖父は震災の犠牲に。同町にある山元トレセンを利用するリバティハイツは、高野師がこの日に抱く特別な思いに応えるかのように駆け抜けた。

 昨年12月にデビュー。遅れてきた素質馬は堂々と桜の舞台へ向かう。「1600メートルはマイナス材料じゃない。未勝利を勝った時より成長しています。力をつけている段階で、次もさらに良くなってくれれば」と騎乗時2戦2勝の北村友は打倒2歳女王に燃える。

 高野師も「中間は今までで一番、身のこなし、動きが良く、最高の出来でした。まだ冬毛が残っている状態なので、上積みはあると思います」と期待を隠さない。昨年、桜の女王に輝いたレーヌミノルがステップにした前哨戦から、今年もダークホースが誕生した。(橋本 樹理)

 ◆リバティハイツ 父キングカメハメハ、母ドバウィハイツ(父ドバウィ)。栗東・高野友和厩舎所属の牝3歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算4戦2勝。重賞は初勝利。総収得賞金は6304万4000円。馬主は(有)社台レースホース。

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