【阪神大賞典】クリンチャー、武豊騎手と新コンビで重賞連勝だ!

スポーツ報知
盾を目指すクリンチャーと初タッグを組む武豊。動きに手応えを感じ取る

◆第66回阪神大賞典・G2(3月18日・芝3000メートル、阪神競馬場)

 第66回阪神大賞典・G2が18日、阪神競馬場で行われる。先月の京都記念でG1馬4頭を圧倒したクリンチャーは、新パートナーの武豊を背に重賞連覇に挑む一戦。7日の栗東・CWコースでの1週前追い切りでは単走で自己ベストの6ハロン78秒1―13秒1をマークし、武豊は「非常に乗りやすい。さすがにいい馬だね。小気味のいい走りをしていた。ズブいイメージだったけど時計が出ている。状態が良さそうでレースが楽しみ」と初コンタクトで好感触をつかんだ。

 不良馬場の菊花賞で2着と好走。G2の前走ではダービー馬のレイデオロなどとの追い比べに勝ち、スケールアップを印象づけた。「昨年の今頃と比べてガラッと変わっています。以前はすごく緩かったけど、別の馬のようになりました。あれだけの相手がいた前走でも、力でねじ伏せたんですからね」と宮本調教師も頼もしく感じている。

 スタミナ自慢で長丁場はもってこい。「馬場を問わず、去年の皐月賞のような速い時計の勝負にも対応できます。いい競馬をして天皇賞・春(4月29日、京都)へ進みたいです」と宮本師。ひと叩きの上積みを加え、ここも勝って春の盾取りへと進むか。(内尾 篤嗣)

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