【フラワーC】モルフェオルフェ、陣営期待大の一発ムード

スポーツ報知
1勝馬でも一発ムードが漂うモルフェオルフェ

◆第32回フラワーC・G3(3月17日・芝1800メートル、中山競馬場)

 新種牡馬産駒の伏兵モルフェオルフェがフラワーC(17日、中山)で一発ムードを漂わせる。初勝利に5戦を要したとは思えない鮮やかな逃げ切りで2走前の未勝利戦(中山・芝1600メートル)を突破。「何もしなくても(ハナに)行くタイプ」と大江原調教師が認める機動力が最大の持ち味だ。

 父はオルフェーヴルで、所有するのは“モルフェ”の冠名で知られる並河賢一郎オーナー。栗毛と鹿毛で毛色こそ違うが、入厩前から目立つ存在だった若駒を見て、トレーナーの脳裏に浮かんだのは“モルフェーヴル”という馬名だった。「さすがにそれは控えたけど、初めて見た時から動きが良くて期待していたんだよ」と重賞初参戦に笑顔を見せる。

 父は初年度から、無傷の4連勝で桜花賞の最有力候補に挙げられる2歳女王ラッキーライラック、札幌2歳S覇者のロックディスタウンなどの活躍馬を送り出している。「短距離馬の体つきじゃないし、中山の1800メートルならコーナーで息も入るはず。うちのオルフェーヴル産駒にも頑張ってもらいたいね」と大江原師。父のDNAを受け継ぐ期待馬で大駆けを狙っている。(川上 大志)

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